五十鈴グループビジョナリーレポート2023

新しいグループ経営チーム体制で「第三の創業」をス タートして1年が経過しました。エボリューション経営(=進 化経営)の入口となるサステナブル基盤を構築していくた めに、透明性やスピード感あるグループ経営の新常態をつ くりあげることを意識して活動してきました。 資材高騰などのインフレ環境や、厳しい事業環境が続く 中でも、しっかりと利益が出せる体質に変革しなければ、サ ステナブル基盤を固めたことにはなりません。また、企業体と して永続していくためには、コンプライアンスをしっかりと遵 守し、信用・信頼を得られる状態を維持することも必須です。 さらに、一緒に働いている役職員が気分よく働ける職場環 境を整備していくこともサステナブル基盤に含まれていると 考えています。 こういったサステナブル基盤を整えた上に、社員のやりが い、働きがいを楽しく創る活動が溢れ、企業としての成長シ ナリオと個人の成長がシナジーすることで新たな価値を創 発していくのだと思っています。 2022年度の基本方針は「企業ドメインの拡大」、キャッチ フレーズを「Make a Difference」として、グループの事業領 域を未来社会にも通用する事業領域へ拡大することを 狙って活動してきました。世の中・社会に良い影響を与え、 他社との違いが魅せられる企業ドメインは何かをみんなで 考え、ステークホルダーとの「協進」を進めながら、利益体質 を更に強化し、社員一人ひとりが活躍するフィールドを広げ ていくことを狙って実践行動に繋げてきました。 各社が価値創造を進めていたステージから、所属概念を 越えたグループ共通の取り組みが増えたことで、社員一人 ひとりの組織への貢献領域が飛躍的に広がりました。また、 越境領域への挑戦や、デジタル化、環境への取り組みを通 じて、事業ドメインが着実に拡大しました。「協進の森」活動 によるオフィスリニューアル等の職場環境整備により、ハピネ スやワクワク感を醸成する、オープンなコミュニケーションへと 進化してきています。 走り出した、「第三の創業」。 これからの時代のビジョナリーカン 「第三の創業」まずは サステナブル基盤構築を目指して CEO MESSAGE 代表取締役社長 鈴木 勝 3

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