ビジョナリーレポート2022

五十鈴グループでは、1985年の第1回から毎年期初にグループ 全社員が一堂に会し、これまでのグループの検証とこれからのグ ループの成長・進化を考える全員参画経営の起点となる社員総会 を開催してきました。それは第三の創業期に入っても変わることはあ りません。 創立70周年の記念すべき節目であり、鈴木勝CEOをはじめ新 執行役員体制スタートの今年度社員総会は、新型コロナウイルス 感染症の影響を見通せない状況もあり、部門・拠点6箇所で開催し ました。新執行役員が各拠点に訪問し、役員と社員が直接対話し、 これからの五十鈴の方向性を共に考える有意義な機会となりました。 また、五十鈴の理念経営を日々のマネジメントの中で実践する管 理職層60名の研修もリモートでなく集合型の合宿形式で行い、あ らたな五十鈴グループとしての管理職像を具体化していきました。 今後は様々な理念経営・マネジメントの仕組みを再構築し実践して いきます。 「第三の創業」の基本方針「かわらないこと。」の一つは理念経営です。 そして「かえていくこと。」として未来社会にむけた「I -ScietyX」の組織づくり・人づくりがあります。 その両面から新しい全員参画がはじまっています。 五十鈴の理念経営を象徴する 社員総会や理念教育のあらたなカタチ 五十鈴グループ新ビジョン「I -Society X」の推進にあたり、既存 の鉄鋼流通分野での付加価値創造や事業成長を図ると共に、両 利き経営として新規事業の創造・開発(SX事業)を追求し、SX事 業を促進する社内起業システムや体制づくりを図っています。 まずはグループ各社の経営管理者層が両利き経営の担い手とし ての自覚を高め、これからのマネジメントを検討する「スタートアップセ ミナー」を行いました。様々な新規事業開発の芽をグループ横断プ ロジェクトで推進するSXプロジェクトを展開し、そのプロジェクトリー ダーへの「事業開発基礎セミナー」を実現。また、SX事業開発への 全員参画の基盤づくりとして「SX事業創造ワークショップ」を展開 し、5年目~26年目社員が自らエントリーし参画しています。 「未来社会創造企業」としての既存事業での価値創造も重要な 取り組みです。P8でも取り上げた「サステナブルファクトリーの推 進」など環境に配慮したこれからの工場づくりも、グループ横断プロ ジェクトでテーマを定め、Microsof t Teamsを活用した情報共有や 協働・協創をしています。 I-Society Xを促進する スタートアップの学習・実践の場! 2022年度拠点社員総会 管理職研修 SX事業創造 ワークショップ 第三の創業 あらたな「全員参画経営」のカタチ! New all particpation management 9

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