VISIONARY REPORT2025 ビジョナリーレポート 五十鈴グループ いつでも どこでも あたらしい
2025年度基本方針 五十鈴グループは「ビジョナリーカンパニー」を目指しています。 ビジョナリーカンパニーとは、全従業員が、 「揺るぎない理念を実践することで、 時代を超えて常に組織として成長・進化していく企業体」のことを指します。 2021年度からの10年ビジョンは、「I-Society X(=ISX)」。 これは企業の事業戦略とサステナビリティへの取り組みを同期させ、 「未来社会づくりに参画している会社」を目指しています。 社会に変化をもたらすような、新しい事業を次々と生み出し、 五十鈴グループの企業価値=ブランドを創造しようというものです。 スチールサービス部門、ロジスティクス部門、 ソリューション部門、ライフサービス部門、 各事業部門が部門戦略をもとに競争力を高めつつ、 五十鈴グループ全体で構築した「サステナビリティ推進体制」により、 新たな価値を生み出し、成長・進化をよりサステナブルなものにしていく所存です。 本レポートでは、ISXビジョン「みんなの夢をみんなで自己実現する企業」 に向けた2024年度当社の取り組みをご紹介します。 グループ全体で社会課題・テーマに向き合い、株主やお客さま、 そして多種多様なパートナーと共に、より良い社会に向けた価値創造に挑む 私たち五十鈴グループの取り組みを、お読みくださいましたら幸いです。 PHILOSOPHY 02 PHILOSOPHY 発行に寄せて/ISXビジョンに向けて 04 CEO MESSAGE 「第三の創業」のセカンドステージ突入。 働きやすい環境づくりから、 「生きがい・やりがい・働きがい」の追求へ 06 VALUE MODEL 五十鈴グループ価値創造モデル 08 OUTPUT 事業を通じた社会課題の解決に向けた4つの取り組み 14 ISUZU GROUP Community Contribution Intiatives それぞれの地域での社会貢献活動! 15 CORPORATE GOVERNANCE COMPANY PROFILE コーポレートガバナンスと会社概要 02
世界に通用する グローバル・ バリューセンター 2030年の我社の存在価値 未来社会づくりに参画している会社 鋼板流通 サービス企業 2020 2010 GOAL 2030 生きがい、やりがい、働きがいを 楽しく創るビジョナリーカンパニー 10年ビジョン「I-SocietyX」 ホップ、ステップ、ジャンプの 大きく飛躍する「ステップ」のステージへ みんなの夢を みんなで自己実現する企業 2027 2026 2025 2024 2023 2022 2030 2029 2028 協進化の推進とみんなのやりがい 働きがいの覚醒を通じて、ブランド パワーの進化を図る 25-27中期テーマ SXコミュニティを協進させ、 サステナブル基盤を構築する ことで経営の進化を図る 22-24中期テーマ Hop 2021 start Step Jump 2021-2030ビジョン テーマ We・Valueによる エボリューション経営を実践する I- Society X 2010-2020ビジョン テーマ “創発バリュー”による “新最適”を追求する Will-Navi GOAL GOAL 03
CEO MESSAGE 離職率の低下や増収増益を達成 2024年度は、2021-2030長期ビジョン「I-SocietyX」を第1~ 3期と区切って進行している第1中期の締めくくりの年であり、部 門戦略やさまざまな制度構築をはじめ各分野で取り組んできた新 たな試みがようやく実を結び始めた1年でした。 なかでも顕著な成果を得られたのが人事制度改革で、給与体系 や評価体制を含めて労働環境の改善を試みた結果、離職率を 4.8%にまで下げることができました。これはピーク時の離職率の 半分に相当する数値です。この結果を受け、五十鈴グループ全体 の従業員数は増加傾向へと転換いたしました。 各方面で人手不足が深刻化するなかでこのような結果を得られ たのは、キャリア社員の採用を強化し、その定着が図れたことが主 な要因と考えられます。かつての当グループは独特な企業文化が 根強く残っており、キャリア社員がなかなか馴染めず、結果として 生え抜き社員の割合が高くなる傾向がありました。こういった純血 主義は統一感が高まり、事業を展開する上で大きな力になること は間違いありませんが、変動が激しく、新たな業態や価値創造に チャレンジし続けなければならないこれからの時代には適合しなく なるでしょう。 そこでまず取り組んだのが、「キャリア社員はなじめない」という 固定観念を取りはらい、彼らが定着できる労働環境をつくることで した。スキルや経験の豊富なキャリア社員が定着すれば大きな戦 力になることは間違いありません。実際、業績にもその影響が表れ ており、2024年度は増収増益となりました。もちろん、社員数が増 えた分だけ人件費もかかりますが、それを補って余りある収益を得 られたのです。 全従業員の自己実現を支援 2025年度からスタートする長期ビジョンの第2中期で特に注力 するのが「教育」です。 といっても五十鈴グループが掲げる「教育」は、企業が目標を設 定し、それに合うスキルや知識を社員に教授するというトップダウ ン型の教育とは一線を画しています。これまでのように社員を会社 側の理想の型にはめるのではなく、社員自身が自分なりの理想を 見出し、そこに向かって自分を磨き上げていく、というまったく逆の アプローチになるでしょう。 「第三の創業」セカン 働きやすい環境づく 「生きがい・やりがい・ 「第三の創業」の成果が顕現 2025年度の注力点は「志の教育」 04
CEO メッセージ ドステージ突入。 りから、 働きがい」の追求へ 代表取締役社長 鈴木勝 五十鈴グループが目指している「ビジョナリーカンパニー」は、 全従業員が気分よく働くことができ、かつ自身の力で成長できる企 業をイメージしています。「気分よく働く」ためには、自分の仕事に 対して常にやりがいや働きがいを感じていなければなりません。 とはいえ、やりがいや働きがいは各人の心の中から湧いてくるも のであり、いくら企業側が環境を整えたところで全員が同じ気持ち になるとは限りません。 では、どうすれば全従業員にやりがいや働きがいを感じてもらえ るのか? そのためには各人が、自分はどうなりたいのかというイ メージを具体化しなければなりません。つまり、自己実現目標(= 志)を言語化するわけです。 ここで言う「自己実現」とは、業績を上げる、出世するといった仕 事にまつわることだけとは限りません。人によっては仕事とは関係 のない方向で自己実現目標を設定することもあるでしょうし、それ はそれで尊重すべきだと考えています。それぞれの目標を言語化す るまでの過程、そして実現するまでの過程を全力でサポートするの が五十鈴グループの考える「志の教育」です。実際、管理職クラス には、週一回の勉強会で自己実現に対する考え方や言語化の方法 を学んでもらっています。 自己実現目標を言語化し、その目標に向けて全員が支援しあう。 それができてはじめて充実感や達成感が生まれ、その感情がやり がいや働きがいとなるでしょう。 社員による自己実現の言語化には、会社にとっても大きなメリッ トがあります。自己実現のために働いているという感覚は、社員の 中にある「やらされ感」を払拭し、会社の中で自分が果たすべき役 割を強く意識するようになります。そうなると、上からの指示をひ たすら待つことはせず、自ら考えて動くようになるでしょう。このよ うに自走する社員像は、創業者の「雇われ人根性になるな」という 精神にも通じています。 価値創造と継続的進化を目指す 現在はコンプライアンス意識の高まりとも相まって、社員一人ひ とりのワークライフバランスを大切にする時代となりました。社員に とってはより安楽な環境が整備されたようにも見えますが、働き方 やキャリア開発をはじめ、何から何まで会社がお膳立てしていたか つての時代より厳しい環境にあるとも言えます。 たとえ会社のサポートがあったとしても、自己実現できるかどう かは最終的に個人の責任となるからです。残業が減ったとしても、 そこで生じた自分の時間は自己実現のために投資しなければなら ないでしょう。もちろん、家庭の事情などで時間の捻出が難しい人 もいると思いますが、ほんのわずかでも自分の成長のために時間を 割いていけば、遅かれ早かれ目標は達成されるでしょう。 このように成長のスピードこそ各人で異なるとは思いますが、社 員には「今より一歩でも成長したい」という考えを持ってほしいと 願っています。その気持ちに全力で応えるのが「ビジョナリーカン パニー」であり、そうやって強い信頼関係を築けた暁には、全従業 員のポテンシャルが最大限に引き出されるでしょう。 目下、五十鈴グループは2023年度に編成した「サステナビリ ティ推進体制」のもと、世の中に対して新たな価値を生み出し、企 業として継続的に成長・進化することを目指しておりますが、その 要となるのは「人材」にほかなりません。当グループは人材を「人 財」と捉え、人の力を最大限に生かして業界や地域、未来をより良 くするよう尽力する所存です。もちろん、そのためにはステークホル ダーの皆さまのお力添えも必要です。全関係者とのwin-winの関 係を大切にしながら、未来社会創造企業としての責務を果たして いきたいと考えています。 「人財価値」を最大化し持続的な進化を 2025年度 基本方針 志の追求 キャッチフレーズ ブレイク・スルー 2024年度 基本方針 SXブランドの創造 キャッチフレーズ インパクト・チェンジ 実績 売上高:734億円 純利益額:14.9億円 ROA:2.6% ROE:6.2% 05
変革と成長の礎 となる歴史 進化し継承し続ける 創業者精神 人と組織への 積極投資 われわれの根幹 われわれの事業活動 経営 理念 経営 姿勢 企業 文化 マネジメント システム グループ 経営 サステナビリティ 推進 事業領域 拡張 生きがい、やりがい、働きがいを楽しく創るビジョナリーカンパニー MISSION みんなの夢をみんなで自己実現する企業 VISION 一、お得意さんに誠意をつくそう 一、仕事は實を入れてやろう 一、何でもみんなで話し合おう 理 念 社訓 BUSINESS ACTIVITIES INPUT VALUE MODEL 五十鈴グループは、ビジョナリーカンパニーのコンセプト(理念と共に成長し、理念をベースにした仕組みづくり)に基づき、 創業者精神や経営理念である社訓やミッション&ビジョンを核に企業文化を醸成し、 グループ経営やサステナビリティ推進体制のもとで、事業領域の拡張とより良い社会の実現に向けて新たな価値を創造し続けます。 06
企業価値の向上 社会的インパクトの創出 社会への提供価値 ・コミュニティでつくる自己実現フィールドの創出 ・「スマートライフサービス」の提供 ・みんなにやさしい ECO 環境づくりの推進 ・安全・安心・快適なロジスティックスの展開 ・スマートワークプレイスの提供 ・行政・公的機関・近隣企業と連携した地域貢献 財務資本 【FY2030 目標】 純利益 30億円 【指標】 ● 連結売上高 ● 純利益額 ● ROA ● ROE 製造資本 ● 加工・物流機能、ネットワークの充実 ● 事故・災害のない安全・安心な職場環境 ● QCD+M+E の進化 知的資本 ● 社会・業界の進化を支えるビジネスアイデア ● 体験・行動・学習を通じた共有知 人的資本 ● 多様な人材の活躍 ● 企業家・起業家人材の輩出 ● 組織&ワークエンゲージメントの向上 社会資本 ● 持続的成長を支えるエコシステムの構築 ● 未来社会へのイノベーションを共に進める パートナーシップの充実 自然資本 ● 経営・事業活動における地球環境への負荷低減 事業を通じた社会課題の解決 OUTPUT OUTCOME 国内製造業を下支えする安定供給力 鉄鋼流通価値向上 1 SL 事業の拡充・進化 顧客の事業健全性向上 2 パートナーとの協進化による事業創出 SXへの協創 3 働きがいある職場環境と多様性の重視 D&I経営の推進 4 五十鈴グループ価値創造モデル 07
自動車産業のEV化によって薄鋼板需要の構造的な変化、それ に関連して変貌するグローバルなサプライチェーン、戦争や関税 問題などが折り重なって膨らむ地政学的リスク――。 こうした要因から鉄鋼流通業界はパラダイムシフトと呼ぶにふさ わしい激変のときを迎えています。 しかし、業界のリーディングカンパニーを自負する五十鈴グルー プは、この状況を好機と捉えて、みずからをしなやかに変革。自社 のみならず業界全体、もちろん取引先や株主を含めたステークホ ルダーを見据えた高い視座をもって、真にサステナブルな経営を 実現させる手立てを打ち続けています。 中でも事業の柱であるスチールサービス部門(五十鈴関東・ 五十鈴中央・五十鈴東海)は2022年~ 2024年の前中期、「総合 的な経営力を通じてビジネスパラダイムの変革を図り、収益力・競 争力・ステイタスを高める」をテーマに、邁進しました。 具体的な成果を、3つピックアップします。 1つは「流通一貫最適デザイン機能の進化」です。 かねてから、私たちはサプライヤーや顧客とのこれまでの枠組み を超えたサプライチェーンを最適化させる取り組みを進めてきまし た。同業者であるコイルセンターはもちろん、株主である鉄鋼メー カーや商社と連携。ムダ無くスピーディなサプライチェーンを築き 上げることで、コストダウンの実現と共にサービスクオリティの向上 を推進させてきたのです。この取り組みからクライアントであるティ ア1やその先の自動車メーカーとのリレーションは向上しました。 関係性を深める一方で、加工賃最適化の交渉も進めてきました。 サプライチェーンを再編する中で、各現場で生じるあらゆる付加価 値とコストを「見える化」。論理的かつ定量的に、各段階でかかる 最適な工賃を指し示せるようになり、フェアな交渉が実現できたこ とも功を奏しました。結果、収益基盤となる粗利改善に繋がってい ます。 強い気持ちで交渉にあたれた理由は、自社のみならず業界全体 の利益に直結するためです。僭越ながら、業界のステイタスとプレ ゼンスをあげることが、私たちのミッションのひとつ。多くの仲間と つながり、よりよき未来を目指す「協進」の精神は、私たちの大切な 価値観ですが、ここでも大きな原動力になりました。 鉄鋼流通業界の新たな販路づくりもリードする意気込みで積極 的にすすめています。 日本製鉄が開発したデザイン性の高い鋼板「FeLuce(フェルー チェ)」や「黒ZAM」などを「戦略商品サンプルバンク」として全社で 提案。全国8拠点の事務所オフィスの一部にこれを配して、積極 提案しています。自動車産業のみならず、家電、鋼製家具、建材な ど、多彩な可能性を見出すきっかけづくりも欠かさず尽力している ところです。 2つ目の成果は「サステナブルファクトリー機能の拡充」です。 CO2排出量が多い鉄を扱う責任から、リデュース・リユース・リサ イクルのしくみを早くから実装。鉄の循環スキームのみならず、プラ OUTPUT 1 視座高く、 業界のステイタスと環境を高め続ける。 パラダイムシフトに、協進で立ち向かう。 暑さ対策が離職率低下を後押し。 鉄鋼流通 価値向上 08
事業を通じた社会課題の解決 TOPIC TOPIC TOPIC スチック部材など他の素材に関しても水平リサイクルによる再資源 化などを実現させてきました。グループ全体のCO2の削減量は年々 増え、2024年度の削減率は、2020年度比で−2.5%となっています。 もっとも、こうした環境負荷への施策に加えて、2024年度に注 力したのは、「働きやすい職場づくり」です。 少子高齢化によって人手不足が加速する中、労働環境が良好で なければ、いくら環境負荷が低くともサステナブルなファクトリー の維持はできません。 工場では「暑さ対策」に焦点をしぼり、約10億円をかけて、全国 の工場の屋根に遮熱シートを貼り、新型の空調設備を導入しまし た。これにより、工場内の気温は約3度まで低下し、体感温度もさ らに下がるなど、環境は大幅に改善されました。 この取り組みは、工場社員の離職率や応募動機にも一定の効果 をもたらしています。離職率の低下には人事制度改革の効果が大 きい一方で、暑さ対策も重要な要因の一つと考えられます。また、 夏場のキャリア採用応募者の中には「工場が涼しいと聞いて応募し た」と語る方も見受けられました。 こうした環境施策とあわせて、働きやすい職場づくりへの取り組 みが、人材不足に悩む業界全体の課題解決にもつながることを期 待しています。 最後が「拠点間シナジーの活性化」です。 冒頭にあげた業界をとりまく環境変化の影響で、ビジネススピード は加速度的に早まるばかりです。また日本国内でも地域によって需 給バランスのグラデーションが色濃く変わり、不安定にもなりました。 経営の意思決定には正確さと共に早さが求められ、各地に分散 する現場社員の知見やノウハウも、効率的に瞬発力をもって活か すスキームが求められます。 そこでデジタル化・DX化をグループ全体で推進。スチールサー ビス部門の各事業における戦略会議から細かな戦術まで、全国の 拠点の各チームが、常にチャットツールとオンラインMTGでつな がって推進する体制をつくり上げています。 これまでそれぞれの現場でしか発揮できなかった暗黙知や経験 値が、デジタルによって全拠点で共有できるようになりました。私 たちが培ってきたアナログ的な感性が、デジタルによって埋もれる ことなく存分に力を発揮してくれるようになったとも言えるでしょう。 こうしたデジタルツールの活用も、中央集権的に情報システム 部署(ベル・インフォ・テック)が統括するのではなく、各拠点にいる 現場のデジタルに強い従業員を担当としてデジタルチームのメン バーに任命。それぞれの現場の声を反映しながらRPAにより自動 化の推進や、デジタルプラットフォームを活用したシステム開発を 進めています。 また新たなRPAシナリオやシステム開発が動き出したタイミン グで、全拠点でも情報共有して、場合によっては同時並行で横展 開できるような環境づくりも進めています。RPAに関しては、すで に70シナリオがこのチームから生まれ、各拠点で生かされています。 2025年度からは、これまでどおり総合的な経営力をスローダウ ンさせることなく進めていく所存です。 パラダイムシフトは今後も続き、近い将来、業界は再編を余儀 なくされるはずです。しかし、時代がどう変われども、私たちはアジ リティ(俊敏性)とレジリエンス(弾力性)を発揮し続け、業界の中心 で輝けるよう、凡事徹底を貫きたいと考えています。 戦略商品サンプルバンクを サービスセンターでショールーム化 お客さまや株主の「戦略商品サンプルバンク」として、日本 製鉄が開発したデザイン性の高い鋼板「FeLuce」や「黒 ZAM」などを事務所やオフィスで展示し、ご紹介しています。 富士SCでは、オフィスの柱に実際に「FeLuce」を使用し、 その効果性をリアルに来社される方々に伝えています。 CO2排出量算定で第三者保証取得 2022年度より五十鈴グループで構築してきたCO2排出量 算定ロジックを外部に出しても妥当性・納得性があるものに すべく、JICQAによる外部審査を実施し、算定ロジックのブラッ シュアップを図りました。また環境ダッシュボードとして Zeroboardをグループで導入し、JICQAから認証された算定 ロジックから算出したCO2排出量の見える化も実現しました。 業界の最適化をリードし続けるために。 サステナブルファクトリーで 工場の暑さ対策 昨今の温暖化による酷暑は工場で働く従業員にとっては、 モチベーション、体調、効率などすべての面で大きな課題。 五十鈴では屋根に貼る遮熱シート・空調設備の導入で屋 外より気温が低い建屋内の環境を実現している。 09
スチールサービス部門が時代にあわせて、しなやかに形を変え る一方、それと同様、またはそれ以上の進化を果たしているのが、 ソリューション(SL)部門(IBS・IMS・BIT・ITC)です。 鉄鋼業界そのものが大きな変わり目を迎えたいま、SL部門は、 業界全体の効率化や収益力アップを果たすうえでも重大な役割を 担っています。 とくに2021年から走り始めた10年ビジョン「I-Society X」では、 ものづくりからことづくりを経て、さらに“未来社会づくり”まで挑 む企業になるビジョンを掲げてきました。SL部門も、これまでの個 社それぞれの売上利益や組織の成長だけに目を向けるのをやめ、 部門全体として、あるいは部門を横断して広範なお客さまや業界 全体の最適化を図っています。 そして直近の2年ほどは、3つの新たな成長戦略をかかげながら、 事業領域を前進させてきたのです。 3つの成長戦略の、まず1つ目は「複合型システム・ソリューショ ン」です。 これまで、我々は特定領域に特化したコンサルティング業務をメ インに展開していました。しかし、単なるコンサルではなく、システ ムとかけあわせた複合型のソリューション提案で、さらにお客さま の広範な課題を深く解決していく体制に変革させています。 そもそも、五十鈴グループ各社には、業界での流通ネットワーク、 製造ノウハウ、プロジェクトマネジメントの知見を活かした“知財” といえる優れたシステムを数多く保有しています。 これらシステムとソリューションを生産、営業、経理、財務など の領域を問わず、お客さまのビジネス全体をトータルに最適化し、 アップデートできるような、システム×コンサルの高度な提案をス タートさせています。各機能を持つ個社が連携し、フレキシブルに 各システムを取捨選択、最適なシステム×コンサル提案ができるよ うにしたのです。 2つ目の成長戦略は「重層的なグローバルコンサル」です。 かねてから、生産現場の効率化などのコンサル事業は、グルー プ企業のアイ・ティー・シーが手掛け、すでにグローバルでも高く 評価される実績を積んでいます。 ただし、生産現場のみに限られ、物流現場や事務所の業務コン サルなどには踏み出せないままでした。グローバルでもグループ全 体のリソースを集約。生産の最適化はもちろん、オフィス業務の DXから物流の流動化などまでを、トータルに手掛ける挑戦をはじ めました。すでに東南アジアの企業で、グループの営業メンバーや 事務系メンバーが業務診断を行い、最適化したソリューションを 企画、提案するプロジェクトが動き始めています。 そして、3つ目の戦略課題が「AI/データNEXT 知的財産開発」です。 この取り組みは、2025年度以降に本格的に強化していく予定で あり、現在はその基盤構築を進めている段階です。現時点では、 安全アンケートへのAIによる自動要約機能の搭載など、ビジネス パートナーと連携しながら、各分野でAI機能を段階的にアドオン する取り組みを行っています。さらに、生成AIを活用した新たなシ ステムの開発にも着手しており、大学などとの産学連携を通じた研 OUTPUT 2 未来社会づくりに向けた リアルコンサル集団を目指して SL事業は、五十鈴のもうひとつの柱 「システム×コンサル」で、トータルに、グローバルに 顧客の事業健全性向上 SXへの協創 OUTPUT 3 10
TOPIC 事業を通じた社会課題の解決 TOPIC TOPIC 究開発も鋭意進行中です。 これら3つの戦略課題を着実に推進することで、ソリューション 部門としての外部売上比率の拡大を図っており、2024年度には約 3割を達成しました。 現業の知恵を活かしたうえで、さらにジャンプアップした新規事 業の育成も変わらず進めています。2022年に起ち上げ、今も継続 させている「五十鈴SX事業アイデア創造プログラム」を皮切りに、 グループからイノベーティブなスタートアップを起ち上げ、未来づ くりにつながるビジネスを創出するのが狙い。 10年ビジョンの「I-Society X」に紐づけると、3年ごとにホップ・ ステップ・ジャンプで成長させる計画で、2022年からの3年はホッ プにあたる時期と捉えていました。 そのために力を入れてきたのは「SX事業開発プロセスの確立と 浸透・定着」、そして「5事業のスケーリング」です。 前者を端的にいえば、スタートアップのように、自らの頭で考え て手を動かせるようなマインドセットを社員一人ひとりが手に入れ、 かつ組織体としても柔軟かつスピーディに動けるよう変化する必要 があります。 そこで定期的に「事業創造ワークショップ」を実施。社員それぞ れのウィル(未来に実現したいこと)から引き寄せてビジネスを創造 するワークショップを繰り返し、自律的でアニマルスピリッツに溢れ たマインドセットを醸成させています。毎回、グループ各社から10 名以上が参加し、最終的にはグループ社員全員に浸透させていく のが狙いです。 後者の「5事業のスケーリング」も着実に前進しています。 1事業目の『iPaS』はパレット(物流機器)をこれまでの手作業で はなく、3次元データを使ったバーチャル上でシミュレーションをし てから効率的に製品運搬をする仕組み。データを積み上げること で精度を上げ、多くの引き合いをいただいています。 2つ目、効率的で最適化された配車をDXで実現することで、 CO2削減やドライバーの省人化を図れる輸送管理システム『AIR (エア)』もSLの新規事業として、スケールしはじめています。 3つ目が『ファブレス』事業。 高い技術力をもった製造ネット ワークをアレンジして、OEMによる製品企画・施策・量産を手掛け るサービスで、業界を超えて取引先が増え始めています。 4つ目が『Agleap』事業です。オーガニック青果の流通から生産 者をサポートするビジネスですが、今年で3年目を迎え、大きく成 長してきました。 最後が『循環』事業です。鋼板流通で培ったリサイクルのノウハウ をさらにアップデートさせ、各社とパートナーを組み、オフィス家具 のリユースおよび、鉄と樹脂の水平リサイクルを事業化。循環型社 会実現のために、業界の枠を超えて事業を浸透させつつあります。 五十鈴グループは、これまでそれぞれの現場で最適なソリュー ションを提案し、お客さまや世の中の課題を解決してきた自負があ ります。しかし、バラバラだったそのピースをつなぎ、ワンチームと なれば、これまで以上に大きな課題が解決できます。加えて、自社 グループのみならず多くの企業、人、データ、現場とつながれば、 さらに困難な課題まで解決に踏み込め、素晴らしい未来づくりを実 現できると確信しています。 ISXを牽引するSL部門は、そのために世界を部隊につなぐをつ くる「データソリューションカンパニー」を目指して、日々、邁進し、 進化し続けていく所存です。 あらたな5つの事業をスケールさせるため 2024物流問題を背景に、 AIRを活用したロジコンサル 2024 年の物流人手不足を背景に、五十鈴グループは輸 送管理システム『AIR』を活用し、配車計画のデジタル化と リアルタイムでのデータ収集・可視化を実現。単なるシステ ム導入にとどまらず、現場診断を伴うロジスティクス・コンサ ルで、持続可能な物流の仕組みづくりを支援しています。 事業創造ワークショップ3年目 事業アイデア「中高生の自転車事故への挑戦」 五十鈴グループの事業創造ワークショップ3年目に誕生した 新アイデアは、中高生の自転車事故防止に挑む取り組み。 地域や学校と連携し、IoT・データを活用した見守り・安全支 援システムの構築を目指します「。未来社会づくり」の一環とし て、命を守る仕組みの実装に挑戦中です。 加速するPaaS事業 iPaS・n²-system新商品発表会を開催 2024年7月、名古屋会場にて『自動車部品サプライチェー ンに革新・業界初パレット調達・管理業務をDX化「iPaS・ n²-system」新商品発表会』を開催しました。導入されてい る企業様にもご登壇をいただき、実際に導入されての感想 や効果をトークセッションの中で語っていただきました。 1 1
超がつく人手不足が続くなか「、いかに働く環境を磨き上げるか」 は、企業の成長の生命線になっています。 多様な方々に活躍してもらいやすい環境を整備する「D&I経営」 は、事業を未来へつなぐうえでの重要な要素といえるでしょう。以 前から人材を「人財」と捉え最大のアセットであるとする私たち 五十鈴にとって、最重要のミッションとも認識しています。 そこで「生きがい、やりがい、働きがいを楽しく創るビジョナリー カンパニー」をミッションステートメントに掲げている通り、より個 人がそれぞれの居場所で最大限の力を発揮できるように尽力。心 地よく仕事にあたり、日々を楽しく生きられるための環境づくりに取 り組んできました。 2024年度の代表的な取り組みが、2023年から準備して、導入 をはじめた「新人事制度SHINE」です。 新制度では、「等級制度」「評価制度」「報酬制度」を刷新し、 全ての社員が活躍し続けられる仕組み作りを目的として設計。まず は従来だと、管理職4段階、一般職13段階と17にも分かれて複 雑だった等級を管理職・一般職ともに4等級ずつに再編し、シンプ ルにしました。 「等級が細かすぎて昇給しにくい」「等級ごとの差異も曖昧だ」と いった不満を解消し、とくに若い世代も早く昇給しやすい仕組みと なりました。 その結果、ベースアップとあわせて全体の報酬水準を10%ほど アップさせることに成功しました。 2025年度は、タレントマネジメントツール「カオナビ」を採用。 生成AIもまじえ、人財の個性や特性を最大限に活かした仕組みで、 人財マネジメントを支援し、先に挙げた新人事制度と共により公 正な評価と育成を図ることを目指しています。来年度にその結果 が可視化されるので、等級、昇給制度とあわせて、さらに昇給の チャンスを増やし、働きがいにつながることを期待しています。 全社的に働きやすいベースを整える一方で、ダイバーシティの 推進も絶え間なく進めてきました。 とくに2024年度は女性の活躍の場を意識的に増やす努力をし てきました。 鉄鋼関連の工場は、ご存知のように室温が高いなかで、重量物 を扱う「過酷な場」との認識がスタンダードでした。またそれが、ほぼ 女性社員がいない職場という現実にもつながっていました。働きや すさを実現する意味では、工場環境の改善は不可欠な課題でした。 そこで、梱包機械を軽量化するための補助器具の設置や、鋼材 を運ぶためのローラーコンベア設備の設置、さらに空調の徹底な ど、工場の労働環境を大幅にアップデートさせていったのです。 その結果、2024年度からは女性人財が、全国で5人、工場で 活躍いただけるようになりました。またこの各拠点にいる5名がそ れぞれの声を改善要望としてあげる仕組みをつくり、女性が活躍し やすい現場づくりのブラッシュアップを継続させています。 言うまでもなく、女性のみならず誰もが働きやすい工場をつくる ことに繋がり、ひいては工場の生産性アップにもつながる重要施策 だと確信しています。 加えて、女性の活躍という意味では、2024年度ははじめて営業 パーソンにも女性がつきはじめました。業界としては画期的なこと ですが、こうした動きを積極的に外部に発信し、業界全体でもD&I 経営を牽引していく役割を果たしたいと考えています。 OUTPUT 4 「生きがい、やりがい、働きがい」を楽しく創る。 すべての人財に、多くの機会と昇給を 工場も、営業も、女性が輝ける場所にシフト D&I 経営の推進 ダイバーシティ&インクルージョン 12
事業を通じた社会課題の解決 TOPIC TOPIC TOPIC 鉄鋼流通業界の需給バランスの変動が激しさを増すなか、人材 の流動化も進んでおり、それに対応した柔軟な人財配置が不可欠 となっています。 とはいえ、旧来のように上意下達の人事異動ではモチベーショ ンの低下や離職にもつながります。とくに五十鈴は拠点ごとの採用 が多いため、その傾向が高かったといえます。そもそも人財を資産 ととらえる私達の姿勢に、一方的な異動通知はそぐわないと、強く 感じるようになっていました。 この「社内人財の流動化」と「個人の意思の尊重」を両立させる べく異動制度の改革もはじめています。 2022年頃から、まずは人事が異動を決める前に、本人に要望 を確認。あるいは「社内留学」と称した短期異動経験を通して本 人自らの意思でキャリアアップとしての異動を選択するように促し ます。 また異動手当も手厚く用意。単身赴任の手当を増やしました。さ らに、これまで「月1回」に限定されていた帰省費用負担も、年間 24回まで増やしました。 こうして異動の障壁を緩和させる一方で、拠点をまたいで「違う 場所、違う領域」で得られる成長機会につながることも、丁寧に伝 え続けました。 これらが実り、今は自ら手をあげて異動願いを出す人財が増え てきたのを感じます。モチベーションの高い社員が異動することで、 受け入れ側からも「刺激を受けている」「学びあえている」との声も あります。 かつて、弊社の離職率は10%前後でした。しかし、2024年度は これが半分以上下がり、4.8%にまで減少しました。こうした各種の 施策の結果と自負しています。 働きやすさを追求するのと同時に、採用に関しては、圧倒的な売 り手市場であるからこそ、「攻めの採用」を意識しています。 比較的、各拠点主導だった採用活動を、人事チーム主導のグ ループ総合力での積極採用にしていきました。とくに新卒採用は、 高卒採用が年々厳しくなっている中、大学卒の方は大幅に増やし ています。またオンラインでの面談をとりやめて、あえてオフライン で一次面談から実施しています。しかも会場は地方からの学生に も交通費を全額負担し、丸の内本社に来てもらい、会議室やミー ティングルームではなく、執務室で実施するようにしています。 志望者の方に、自分が働く場所、同僚になるかもしれない人財 をオープンに見ていただくことで、「会社と人財のミスマッチ」を防ぐ 狙いです。肌感覚で自分とフィットするか否かを判断してもらうほ うが、五十鈴に親和性の高い人財が採用できると考えているから です。 キャリア採用もかつての社員全体の10%程度だったのが、直近 では30%にまで増えています。ビジネスモデルの変革や新規事業 への挑戦、また働きやすさの磨き上げなどが少しずつ評価され、人 財の質の高さが担保されていると感じます。 今後は、とくに「働きがい」「やりがい」に結びつくような施策を充 実させていく予定です。また「自発性」「自主性」といった企業文化 の醸成も積極的にしていく所存です。 またジェンダーを超えた働きやすさの実現に引き続き取り組み ながら、世代や国籍も超えた真のD&I経営の実現を目指していま す。そして将来的には業界の枠も超えたD&I経営のリーディング カンパニーとなるのが、私たちの願いです。 「健康経営法人」 に認定 五十鈴グループは、従業員の心身の健康を経営の重要 テーマと位置づけ、「健康経営優良法人2025」の認定を取 得しました。2023年度から各サービスセンターに健康づく り担当者を配置し、2024年5月に「銀の認定」、そして 2025年3月に本認定を取得しました。 グループ全員で攻める採用活動 一次面談から丸の内本社で実施し、リアルなありのままの 五十鈴を体感してもらうことを重視しています。本社にいるソ リューション部門の社員が直接対話し、オンラインでスチール サービス部門の若手社員も登場、時には鈴木勝CEOも飛 び入り参加し、まさにグループ全員での採用活動を展開して います。 あえて丸の内の執務室で面談する「攻める採用」 工場や営業で活躍する女性社員 従来、女性の進出が難しかった鉄鋼工場や営業職にも、 五十鈴では働きやすい環境整備を進め、2024年度には工場 で5名の女性社員が活躍するまでに。補助器具の導入や空 調整備などで現場環境を大幅改善し、意見を反映する仕組 みも構築。また、営業職にも初の女性配属が実現。業界の常 識を超え、D&Iを体現する一歩を着実に踏み出しています。 13
地域貢献活動 ISUZU GROUP Community Contribution Intiatives それぞれの地域での社会貢献活動! 地域とともに歩み続ける私たち五十鈴グループは、豊かな地域社会の実現に向けてさまざまな貢献活動に取り組んでいます。 ここでは、具体的な取り組みを一部ご紹介します。 五十鈴関東小山SCでは、小山市のゼロカーボンシティの取り組み に参画し、ゼロカーボン実現に向けた取り組みを推進しています。 スキットのチップ化や太陽光の導入、社有車の電気自動車化等の 活動を行い、小山市の グリーンアクションア ワーで奨励賞を受賞し ました。 今後も地域の取り組み に積極的に参画し貢献 していきます。 小山市ゼロカーボンシティへの参画 五十鈴中央青梅SCでは、青梅市商工会が主催するオープンファ クトリーに積極的に参画し、BtoCやBtoBの企画を通じて、青梅市 のPRと自社ブランド醸成に向けて取り組みを進めています。今後 も地域活性化に向けてコミュニティリーダーシップを発揮し、地域 貢献をしていきます。 青梅市「おうめオープンファクトリー」に参画 五十鈴ビジネスサポートでは、府中市の中学校に対してSDGs出 張授業を実施。リサイクルの必要性を講義形式で説明するだけで はなく、外部企業と協創でプラスチックを使用した成型や外部製品 でのレクリエーションで、プラスチックを身近に感じてもらえるような 体験授業を行ってきました。リピート依頼もいただきSDGs教育で の地域貢献につなげていきます。 東京都内中学校へSDGsやリサイクルの出張授業 五十鈴中央大和SCでは、地域の小中学校に対し職業講話や工 場見学を通したキャリア教育を実施。また学校からの要望を受け、 3Dやデジタルを活用した防災教育も実施しております。生徒や先 生からだけでなく父母からの評判もよく、継続した取り組み依頼も いただいております。今後は更にコンテンツをブラッシュアップさせ 地域社会からのブランド向上につなげていきます。 地域の小中学校へキャリア教育、防災教育を実施 五十鈴東海岐阜SCでは、様々な町おこし企画、小学生ご家族を招 いた会社見学、シルバー世代を招いての学びの大学など坂祝町と連 携した地域協創活動を実践しています。またこのような活動を通して 坂祝町長やマスコットキャラクターである「ほぎもん」も来社されており、 今後の更なる連携を通して坂祝の知名度向上に貢献してまいります。 坂祝町との地域協創活動 五十鈴建設では、朝霞市で行われる数多くのイベントに協賛し、今 年で20年目になります。商工会が中心になり、地元企業として催し 物を展示し、地域の皆様に朝霞市を知ってもらい住みよい街づくり を目指しています。 これからも、社会貢献 企業として、地域に根 付いた活動をしていき たいと思います。 朝霞市商工会祭りに参画 14
コーポレートガバナンス CORPORATE GOVERNANCE 会社概要 COMPANY PROFILE 会計監査人 最高経営責任者 (CEO) 最高財務責任者 (CFO) 最高執行責任者 (COO) 最高リスク管理責任者 (CRO) 最高情報責任者 (CIO) 環境 委員会 ソーシャル 委員会 ガバナンス 委員会 スタートアップ 委員会 技術力開発 委員会 ビジョナリー 委員会 デジタル 委員会 スチールサービス部門担当 / ロジスティクス部門担当 / ソリューション部門担当 / ライフサービス部門担当 最高マーケティング 責任者(CMO) 最高コンプライアンス 責任者(CCO) 最高人事責任者 (CHRO) 最高戦略責任者 (CSO) 監査役・監査役会 株主総会 取締役会 各社拠点長及び経営管理者 執行役員会 情報開示 チェック監視 戦略立案執行 環境に密着した マネジメント 五十鈴株式会社 社名 〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル 本社 所在地 03-5219-5011 TEL 03-5219-5024 FAX 6億円 資本金 1947年(昭和22年)1月 創業 1952年(昭和27年)1月 設立 鉄鋼の中でも、薄鋼板の取り扱いを中心とした専門商社。自動車・家電・OA機器等に 活用される素材を供給する商社であると同時にメーカー機能(鋼板加工)を自社で保有 し、独自の技術力・ノウハウ・サービスをお客さまに提供している。 営業品目 789人(グループトータル)※2025年3月現在 社員数 日本製鉄株式会社、JFEスチール株式会社、株式会社神戸製鋼所、他 メーカー 株式会社メタルワン、三井物産株式会社、三井物産スチール株式会社、日鉄物産株式会社、 伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社、豊田通商株式会社、JFE商事株式会社、他 仕入先 株式会社メタルワン・サービスセンター・ホールディングス、日本製鉄株式会社、 株式会社MSアセットマネジメント 主要株主 三菱UFJ銀行、みずほ銀行、りそな銀行、他 取引銀行 毎年3月末日 決算期 15
ビジョナリレポート2025 発行:2025年6月(年1回発行) 発行元:五十鈴株式会社 企画・編集:株式会社アイ・コミュニケーションズ https://www.isz.co.jp いつでも どこでも あたらしい 五十鈴グループ
pdf-html5.comRkJQdWJsaXNoZXIy NDU4ODgz