五十鈴グループの経営への全員参画活動・IOC(五十鈴組織変革)活動の様子をドキュメントします【年2回更新】

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新中期経営計画が始動、次なるステージへ

2012年9月18日(火)~9月28日(金)まで、「2012年度上期IOC活動成果発表会」が開催され、各拠点をCEO・鈴木貴士をはじめ執行役員が発表を見学し、上期の拠点経営を検証しました。
今年度より、12-14中期経営計画がスタートし、またSS(スチールサービス)部門やワーレックスなど、新しい組織体制で変革を推進させていきます。
さて、次なるステージは見えてきたのでしょうか?

2012年度上期の五十鈴の学びは?

新しいソリューション価値の創出を目指す

2012年度上期は、前中期経営計画をベースにしつつ、より「サービスセンター」に軸足を置いた活動が促進されました。今期の基本方針として掲げる「ソリューション事業の強化」を踏まえ、各拠点とも本格的にソリューション事業化を目指し、自分たちの協創・協働のステージを変えながら、新しい価値を具体化する動きが加速しています。
また新組織体制に変わり、各拠点であらたな方向性・コンセプトが描かれる中、これからはこうした概念を全社員に落とし込みながら、さらにスピード感を上げて取り組んでいくことが課題となります。

SS(スチールサービス)部門

統合効果を発揮してサービスセンター実現のさらなる加速へ

SS部門では、ソリューション事業としての「対価」化への動きがさらに活発化。統合により、充実したリソースを活かしながら、あらたなサービスセンター像に向けてこれまでの考え方・枠組みを超えた取り組みが図られています。
最優秀賞の五十鈴東海/岐阜サービスセンターでは、グループ全体や拠点との戦略・方向性に基づきながら、自分たちのサービスモデルを具体化。そして各チームの取り組みとの連動性がとられ、変革活動が全員参画かつ日常化されていたことが評価されました。
優秀賞の五十鈴中央/大和サービスセンターでは、新しい需要創造に取り組む中で、お客さまのものづくりプロセス変革に向けたCRM(カスタマー・リレーション・マーケティング)が具現化され、新しいサービスの形が見えてきました。

2012年度上期順位
  • 最優秀賞:岐阜サービスセンター
  • 優秀賞:大和サービスセンター
  • 努力賞:富士サービスセンター
上期の活動ポイントは?

今期から私たちのチームは、メタルワン様だけでなく、系列外の商社に対してもソリューション機能を創出・発揮することで、メタルワングループのシェア拡大と収益向上を目指して取り組んできました。
今回のIOC活動は、初の試みとして、事務所・生産の混合チームで活動を開始しました。活動当初はメンバーがどうしてこのチームに配属されたのか、どんな風に活動に参画していけばよいのかというイメージが描けず、活動が迷走していました。しかし、月2回は必ず、チームの活動状況や経営チームからのフィードバックを共有する機会を設けることをチームの決め事としたことで、活動を進めていく中で、メンバーが自己の役割や活動イメージを膨らませていくことができたと感じています。
下期はさらにスピードと成果を意識して、系列を越えた商社からの認知を獲得できるように、ソリューション機能の創出・発揮に向けて活動を推進していきます。

SL(ソリューション)・LG(ロジスティクス)部門

MOSHD(メタルワン・サービスセンター・ホールディングス)経営における機能価値を見出す

SL部門では、MOSHDグループに対する機能・役割が進化し、五十鈴らしさをベースにした経営そのものに対するソリューションへと価値の発揮領域を拡大させてきました。
また、ワーレックスへと統合したLG部門では、これまで輸送を超えたあらたなロジスティクス経営モデルが創られ、大きな期待が寄せられています。
特に最優秀賞のアイ・ティー・シー(ITC)はメタルワングループに対する価値拡大に向けて、これまでの機能・枠組みを広げて取り組みました。各チームのそれぞれの強みが発揮されよりダイナミックな動きが高まっています。

2012年度上期順位
  • 最優秀賞:アイ・ティー・シー
  • 優秀賞:五十鈴マネジメントサービス
  • 努力賞:ベル・インフォ・テック
下期の活動ポイントは?

今期の自チームの活動ポイントとしては、受注案件をITC内の社員で実施するソリューション体制から、メタルワングループの人財と協創することにより、国内外問わず広範囲にソリューション展開ができるようにすることです。
活動していく中で、協創のための仕組み・体制創りはもちろん大変でしたが、それと同時に、今後あらゆる組織と協創する際に必要なプロジェクトマネジメント力を付けていくことが大切であると感じ、実際に社内プロジェクトを訓練の場として実践・検証を繰り返しながら力をつけてきました。
今後は、協創の仕組み創りと、プロジェクトマネジメント力の強化に留まらず、更なるスピード感を持った活動で、狙っている成果以上の成果創出に向け、推進していきたいと思います。

  • 岐阜サービスセンター成果発表会の様子
  • 本社成果発表会の様子
  • 上期は事務所・生産部門の混合チームによる活動が活発化した(岐阜サービスセンター)
  • 全社員が集まり今後の可能性を語った拠点社員総会(ワーレックス)