参画型の誌面づくりで組織風土を醸成する「社内報[in]」の制作ドキュメントです【年4回更新】
2012年4月より、五十鈴は新しい組織体制で、新中期戦略、そして長期経営目標Will-Naviの実現に向けて大きな一歩を踏み出しました。今年度は、これまでの自分たちの仕事や活動、関心領域をより一層拡大させていくことが期待されます。
そうした中、4月に行われた今年度初の編集会議では、若手社員からベテラン社員、リーダーなど様々な層の新メンバーが集結。昨年度の[in]の貢献度合いを振り返りながら、社内報[in]を通じて五十鈴にさらなる価値を生み出していきたいという思いを共有しました。
そして、今年度の具体的な方向性を考える話し合いでは、「今までのやり方にとらわれず、可能性を広げて考えたり行動することが大事だよね」「もっと『新しいことを考えること・チャレンジすることは楽しい』と思ってもらえる[in]にしたい」など、様々な意見があがりました。そして今年度の[in]では、挑戦することや新しい発想を広げることに楽しさを感じながら、一人ひとりがWill-Navi実現に向けて参画するフィールドを拡大させるキッカケをつくっていくことが決定されました。
表紙は、「Will開拓」のテーマに基づいて新事業・新フィールドを開拓したプロジェクト・チームを紹介。ISUZUアイランドは発展するのでしょうか!?
みんなでWillの開拓へ ~フィールドを超えていこう!~
今年度の[in]で得たい成果
新組織体制がスタートしてから、各拠点やサービスセンターでは、3つのサービスセンターの統合効果をねらって新しい取り組みや体制が次々とつくられ始めています。一方で、「『形』は色々と変えようとしているけれど、日常のコミュニケーションなどのプロセスは、正直あまり変化の実感がわかない・・・」との声も。与えられた機会への参画のみに終始してしまっていると、今までとは変わりません。そこで、「一人ひとりが自ら今までの枠組みを超えたプロセスをつくっていくことができれば、もっと新しい組織の可能性を拡大できるのではないか」という仮説のもと、今回の特集の企画がスタートしました。
「もっとイノベーションするためには?」編集会議では自分たちにできることを真剣に議論。
日常的に皆が変革(イノベーション)を起こすプロセスをつくっていきたい!
今年度の[in]は、フィールドを拡大させる、つまり「Willを開拓する」ことがコンセプトとなります。世紀の大発見をした開拓者であるコロンブスをメインキャラクターとして据え、イノベーションを起こすプロセスを探っていきました。
IOC(五十鈴組織変革)キックオフや新プロジェクトの発足など、各拠点で多くの新しい取り組みが始まりましたが、その背景や意図、そして実施後の変化は意外と知らないものです。しかしそこから、あらたなイノベーションプロセスのヒントが見えてくるかもしれません。そこで私たちは、プロセスを意図的に変えた3つの取り組み事例をリサーチすることにしました。
五十鈴関東では、3つのサービスセンターが一堂に集まったIOC合同キックオフを実施。これまではサービスセンター間で交流する機会はほとんどありませんでしたが、五十鈴関東が目指す「総合力の発揮」に向けて、皆の一体感を高め、お互いの良いところを吸収することをねらいました。2011年度下期のIOC発表会を再度行ったり、実際に顔を合わせて話をしたことで、それぞれの違いや強みに対する理解が深まっただけでなく、アドバイスや意見を互いに投げかけるなどの変化がみられるようになりました。
五十鈴関東合同キックオフの様子。100人以上が集まり「総合力の発揮」に向けたプロセスづくりに挑戦。
新しい取り組みのプロセスやその変化を通じて、イノベーションにつながるヒントが見えてきました。日常的に何気なく実施している会議や打合せも、プロセスを変えてみることでイノベーションが起きるかもしれません。そこで、五十鈴中央の「最適業務プロジェクト」、五十鈴東海の「安全キーマン会議」のミーティングに焦点を当て、その中で新しいプロセスをつくることに挑戦しました。
五十鈴中央は、3つのサービスセンターの相乗効果をさらに高めるための工夫として、ミーティングの場所を順番に変え、参画するメンバーをプロジェクトメンバー以外にも増やしていきました。またミーティングを議題からではなく、皆の自由な発想やアイデアからスタートさせました。これにより、プロジェクト活動の観点が広がり、様々な可能性が膨らんでいきました。
(上)五十鈴中央では様々なメンバーを巻き込みアイデアを拡大。
(下)五十鈴東海はお互いのノウハウやナレッジを体感的に学ぶプロセスに変えてみました。
今回は、イノベーションを起こすためのヒントを、自分たちの内部のプロセスを変革することに焦点を当てて探っていきました。こうした小さな変化をつくることで、あらたな観点が見出されたり、発想が広がったりすることが分かりました。
このように「イノベーション」がたくさん生まれるプロセスを日常の様々な機会や場の中で、社員皆で生み出していくことができれば、五十鈴の大きな進化につながるはずです。
これからも私たちは挑戦し続け可能性を広げていきたいと思います。
「イノベーションを起こす公式」。今号では内部プロセス変革の観点拡大に焦点を当てて取り組みました。
五十鈴の枠を超えていけ!
Will-Naviの実現には、今までの固定化された枠組み(系列や役割など)を超えていくことが必要です。そんな「枠」を超えた五十鈴の活動を紹介することで、あらたな挑戦に踏み出すヒントを探っていきます。
新入社員 ドヤ顔サミット♪
今年も五十鈴に37名の新入社員が入社しました。
新入社員の強みやチャレンジ精神を「ドヤ顔」に込め、あらたな五十鈴の未来を背負う新入社員たちの光る個性をご紹介します。