五十鈴グループの経営への全員参画活動・IOC(五十鈴組織変革)活動の様子をドキュメントします【年2回更新】
2011年2月21日(月)~2月26日(土)に、「平成22年度下期IOC活動成果発表会」が開催され、各拠点をCEO・鈴木貴士をはじめ執行役員が見学し、下期の拠点経営を検証しました。 今期は、どんな進化が見られたのでしょうか?
2010年度からの中期戦略(3ヵ年計画)の折り返し地点を過ぎた今期は、今まで概念的だったビジョンを具体化し、それを実現するために柔軟に組織変革を行ったところが評価されました。今期多くの拠点では、お客さまへのマーケティングを計画的・継続的に進化できる形を整え、またお客さまと新たなものを創り出す上で、自拠点のサービスを魅せる「プロモーション」も形づくられはじめています。
サービスセンターとしての体制・仕組みが整う一方で、新たなサービスを成果・収益にどう結びつけるかという次なる課題も見えてきています。
最優秀賞に選ばれた岐阜五十鈴は、それまでの社内体制に焦点をおいた価値づくりから、拠点としての方向性を描きなおし「お客さまのグローバル化に貢献する」というコンセプトを打ち出しました。それを実現するエンジンとしてチーム横断型の「P.I.P(プロセスイノベーションプロデュース)」チームを組成。マーケティング情報をもとに企画・開発を担い、全社展開する仕組みを整え、可能性が生まれる土壌をつくっていきました。
今期は特に、お客さまの「驚き・喜び・感動」をキャッチフレーズに、将来を予測し、機能やノウハウを提供するまでのプロセスの充実に力を入れてきました。
「P.I.P」チームを中心に、それまで業務や作業に費やしていた時間を価値創出時間に変えながら取り組んだことで、日常から価値について活発に意見し合える組織となり、お客さまと将来に向け、共にプロセスを構築する事例も出てきています。来期は、今期培った組織力を弾みにして、よりお客さまや株主さまに感動を与えるため、「マーケティング」「開発」「オペレーション」のサイクルを加速させ、さらに組織一丸となって、お客さまと共に夢を具現化していきます。
最優秀賞のBITでは、今期グローバル化に向けて本格的な活動に乗り出しました。例えば、基幹業務「ATOM」の海外展開をシミュレーションするプロジェクトを始動させたり、海外ミッションを通じた中国のニーズを模索する取り組みを行っています。また、「協創ナビゲート機能」と称してSS拠点やお客さまとの新たな価値創造のあり方を探るなど、「Will-Navi」に向けて先陣を切る活動が展開されました。
今期は「Will-Navi」を一人ひとりが意識し、「あらゆることを楽しむ(わくわく感)」をポイントに、常に現場目線でお客さま、協創パートナーとの信頼感を高められるよう、2チームが一体となった活動を強化してきました。
その中で、拠点だけでなくその先のお客さまや異業種にまでソリューションサービス提供領域が拡大するなど、2チームの活動を融合させた、BIT全体での価値を生み出す大きなサイクルが築かれつつあると感じています。来期は活動の最終年ということで、心に届くサービス精神&感謝を忘れずに、「Will-Navi」を実現するナビゲーターとして、よりダイナミックな活動へと進化をさせていきます。