五十鈴グループの経営への全員参画活動・IOC(五十鈴組織変革)活動の様子をドキュメントします【年2回更新】
2010年2月22日~27日まで、五十鈴グループの小集団活動・IOC(五十鈴組織変革)活動の成果を検証し、組織の成長を確認する、「平成21年度下期IOC活動成果発表会」が開催されました。各拠点を鈴木代表(CEO)をはじめ執行役員がまわり発表を見学し、半年間の拠点経営を検証しました。
今年度は新中期経営計画のスタートの年。本格的に「サービス業」へと転換していく手がかりはどんなところに見られたのでしょうか?
今年度は、活動内容やそのプロセスから、各拠点が全社一体の活動になっていること、そして「今の仕事」と「将来の価値創造活動」を切り離さず、日常的に定着されてきたことが実感できました。
特に、お客さまの価値向上のためには、その定性的成果として、新たなモデル・機能・価値が明らかになり、またお客さまに認めていただけているかを明らかにすることの大切さを気づきました。目下の悩みや欲求だけでなく、将来に向けた戦略を聞く、現場同士・組織同士と様々な協創の動きが広がりつつあります。
来年度は中期2年目ということもあり、自分たちの時間軸でなく、より世の中の時間軸に合わせ、活動をフィードバックしていく必要性を確認しています。
各拠点がそれぞれ自社なりの「サービス業」のコンセプトを決めて臨んだ1年。上位拠点は各自が拠点のコンセプトを理解して、活動が着実に進められており、若い社員からもアイディアが生まれ、次のステップに繋がっていく兆しが見えてきました。
青梅は週1回が休業日となる厳しい中、同じように苦しむお客さまのことを考え、行動し続けた姿勢が評価されました。
昨年度の拠点基本方針は「CS機能の進化」ということで、CSをもう一度見直しながらCS勉強会等で「真のCSとは何か?」を一から考え直し、情報の取り方やお客さまの問題を見抜く力・感性を培ってきました。
その結果、協創活動を展開しているお客さまからは「協創パートナー」として認められはじめたのではないかと感じています。
五十鈴グループ内で培ってきたノウハウがモデル化されつつあるソリューション部門は、それをどうお客さまに効果的に提供できるかを思考・試行してきた1年でした。自社の力だけでなくパートナーと協働しながら、お客さまのモチベーションを高めながらやっていくかなど、組織としてのソリューションサービスの型が見え始めています。
IOC活動を活性化させるために実践してきたことは、月単位で目標に対しての実践状況を確認し、メンバーの意識を日常の仕事中心からIOC中心に変えてきたことです。その結果、IOCと仕事の関わりが強化され、一人ひとりの想いがチーム活動を促進させる影響力となってきています。