現在、財務報告における連結決算ばかりではなく、本格的なグループ経営が求められています。グループ経営においては、企業グループ全体でのガバナンスや意思決定プロセスなどが重要です。連結子会社および関連会社は、親会社基準に基づいた経営スタイルや仕事の進め方が必要となってきており、特にコンプライアンスを含めリスクの把握と管理が強く求められています。五十鈴グループも上場企業2社が連結対象および関係先のため、内部統制を学び、展開し、グループ経営に活かし、内部統制の体制を整備・構築してきました。

会社は、業種や業態、組織の規模や状況などにより経営プロセスは異なるものです。そのため、内部統制の整備フェーズにあたっては、私たちの経験やノウハウを基に、現場感を大切にします。内部統制の意味合いや考え方、また親会社からの要求事項について、本質的な要求事項や背景をお客さまと一緒に理解するところからスタートします。良し悪しを評価から入るのではなく、現状をきちんと把握し、お客さまとの対話を重視し、コンプライアンスやリスク管理やガバナンスの視点でFIT感のある内部統制の整備に繋げます。
内部統制は、整備・構築して終わりではありません。構築したものを、社員の皆さまが理解し、PDCAのサイクルで有効性の高い経営プロセスや業務プロセスで効果的に運用していくことが求められています。

<整備・構築フェーズ>
子会社向けの内部統制の構築については、まず、お客さまの内部統制の現状をコンプライアンス・コーポレートガバナンス・リスクマネジメントの観点で評価します。そして現状をもとに親会社の内部統制推進部局との共有化を行い、内部統制整備の方向性や課題を明確にし、整備スケジュールの立案を行います。
重要度の高い組織の基本的な職務の諸制度や社内規程・基準を業務フロー等で可視化し、内部統制の要求事項に合わせ確認します。現状の統制環境や今ある仕組みを組み合わせ、不備事項を整備していきます。

<運用フェーズ>
内部統制体制について、一部の方が知っていれば良いというものではありません。経営者の方をはじめとする全社レベルでの浸透も必要になります。社員向けの浸透教育も重要なアプローチのひとつです。リスク管理・意思決定プロセスなど不正やミスが発生しない環境づくりや仕組みを維持、あるいは改善していくことが運用フェーズでのポイントです。また、関係法規の改正や新たな会計基準の変更など、経営環境にも対応する内部統制体制の支援を継続的に行います。

評価や監査のための内部統制でなく、本当の意味で経営に根づいた内部統制の整備や運用を支援していきます。株主からは導入支援~展開までの一連のサービスに対する評価をいただいています。なぜなら私たちも現場を持ち、常に内部統制運用上の問題や課題も抱えているからです。悩みや課題も共有でき、ともに考えることができるパートナーとして信頼される経営活動のサポートをこれからも行っていきます。