五十鈴グループの経営への全員参画活動・IOC(五十鈴組織変革)活動の様子をドキュメントします【年2回更新】

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2015-16中期ゴールに向け、成果を顕在化

 2017年2月15日(水)~26日(日)まで、「2016年度下期IOC(五十鈴組織変革)活動成果発表会」が開催され、各サービスセンターをCEO・鈴木貴士をはじめとする各執行役員が見学し、下期の拠点経営を検証しました。

2015-16中期の五十鈴の変化

 五十鈴グループでは、2010年に長期経営目標「Will-Navi」を掲げ、「グローバル・バリュー・センター」の実現を目指し、中期(2年または3年)のサイクルで活動を推進しています。
 この2015-2016中期は、ソリューション提供や顧客満足への付加価値を生み出す「サービスセンター」から、マーケット創造・高付加価値化を実現する「バリューセンター」になることを志向しはじめた2年間でした。
 各拠点も中期戦略を策定し、それぞれに活動を重ねる中で「価値を起点にマーケティングする組織」「コスト低減・利益創出の同時追求ができる組織」「変わり続けることが日常化し、全員参画で行う組織」へと変化が生まれつつあります。

SS (スチールサービス) 部門

現場力とマーケティング開発力の高まり

 SS部門は、経営管理品質を向上させ、異常や無駄を「0」「半分以下」にする「ゼロ・レス」を実現するテクノロジー化と、日常のマイクロマネジメントの相乗効果で、サービスセンターとしてのオペレーションプロセスを確立。オペレーションの標準化と、組織的に収益力を向上させる状態を築きました。
 あわせて、ファブレス営業の展開を通じて多様なビジネスリソースの開拓が進み、金型や部品販売、商品企画への参画などへと進展しました。これらのリソースは、ビジネスの拡大につながるコミュニティへと発展しつつあります。

 最優秀賞を受賞した浜松サービスセンターは、地場の顧客密着度を活かし、高炉メーカーと協働した特殊鋼のVA(価値分析)提案や全員営業を活かした金型ビジネスモデル確立に向けた機能開発、マイクロマネジメントによる継続的な収益改善を行いました。
 優秀賞の岐阜サービスセンターは、ショールームを活用したグローバルソリューションを展開できる基盤づくりや、ものづくりの自動化・汎用化に向け、新たなIoTリソースと協働したプロセス開発の可能性など、継続的な研究開発的活動が評価されました。
 努力賞の小山サービスセンターは、ものづくりの物流環境に着目し、コスト削減や生産性向上に寄与する新パレットの開発や、職場内の継続的な改善プロセスのサービスモデル化を進めました。

SS部門 2016年度下期順位
  • 最優秀賞:浜松サービスセンター
  • 優秀賞:岐阜サービスセンター
  • 努力賞:小山サービスセンター

SL(ソリューション)部門・LG(ロジスティクス)部門

個社ごとにサービスパッケージ化が進む

 ロジスティクス部門は、各サービスセンターと協働した傭車からの切り替え、車両不足への緊急応援輸送等、コンプライアンス関連の機能プロデュースが強化しました。ソリューション部門においては、個社ごとにソリューションのパッケージ化を進め、特にグループ向けのシェアードサービスを、BPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング)・BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)の視点で外部展開を図った五十鈴マネジメントサービスが、IOC努力賞を受賞しました。

  • プレスメーカーなど、ビジネスリソースの技術力を製品で社内に展示【浜松SC】
  • 高品質を出すプロセスを可視化【岐阜SC】