年に1度、全社員が集まり開催する「五十鈴グループ社員総会」の様子をドキュメントします【年1回更新】
2016年度は、2015-2016中期の最終年度です。掲げた中期目標「グローバル・バリューの創出」実現へのスタートダッシュを切るため、6月18日(土)、グループ全社員700名強が有楽町のよみうりホールに会し、グループ社員総会が行われました。
総会テーマは「魅せる未来協創」。未来を創造するための源泉である「自在な組織力」と「創発テクノロジー」の進化を確認し、社員一人ひとりがこれからのグローバルブランド化推進への参画意欲を高めることを狙いとしてプログラムを企画・展開しました。
新入社員と若手女性社員による司会進行で、五十鈴の未来協創の源泉となる歴史を共有し、これからのあり方を考えた
グローバル・バリューセンターへの原動力となる「創発テクノロジー」と「自在な組織力」の進化を体感し、グローバルブランド化への主体的参画を高める
「全員参画経営」が外部からも見える形になってきた
総会冒頭の鈴木代表によるグループ実績発表を受ける形で、副社長の鈴木俊秀が2015年度の総括を行いました。「この実績を生みだしたのは、社員の皆により組織の体質強化が図られて、組織そのものの実力があがったこと」 と述べ、マーケットインの発想で、新たなネットワークによる協働スタイルが定着しはじめていること、社内の合理化・効率化のプロジェクトマネジメント力や日常での推進力が高まっていることから、全員参画経営が、外部から見える形になってきていると社員に語りかけました。
そして全員で理念やビジョンを共有する、この「グループ社員総会」が、全員参画のスタートであり、全員参画経営を通して、ビジョナリーカンパニーを目指すことを改めて確認しました。
五十鈴関東 小山サービスセンターが受賞
2015年度MVC(最優秀拠点)は上期、下期を通して最優秀賞を獲得した五十鈴関東小山サービスセンター。
ビジネスリーダー・オペレーションリーダーを中心にサービスセンター運営がなされ、他のサービスセンターを巻き込んだ拡販活動と、グループ内でも大規模な工場ながら行き届いた管理体制が評価されました。
拠点長の瀬戸社長からは社員への労いの言葉、サービスセンター運営の中心となったビジネスリーダー・オペレーションリーダーからは、お客さまやグループ内の仲間への感謝の言葉が述べられました。
「意志(Will)」がつくってきた歴史を共有
五十鈴グループの未来協創の源泉となる、「組織力」と「テクノロジー」は、短期間で身についたものではありません。創業者精神や社訓を、時代に合わせて意志(Will)を持って社員が読み替え、進化させてきました。
例えば「組織力」は、多能工から生産営業へ、全員営業から経営への全員参画体制へ。「テクノロジー」は、要請に応えるための「改善テクノロジー」から、マーケットの価値創造を実現するための「創発テクノロジー」へと進化してきました。実体験をもって進化のプロセスを歩んできた、業務部長・営業部長が、変遷を、当時の話も交えながら会場の皆に語りかけました。
自分たちのパラダイムをこえ、さらに新たな世界へ
Stage2は、「グローバルブランド化」がテーマ。五十鈴には海外拠点はありませんが、古くから海外支援の実績があります。1970年代、鈴木会長時代からの歴史を紐解き、「海外でのソリューション」の進化を共有した上で、今後どんなことが必要なのか考えました。
そのキーワードは、「スマートコミュニティ」。グローバルに展開する土台となるインフラが必要だと提言がされました。そして兆しは、テレビ会議などを活用した「リモートでのマネジメント」など、私たちの身近な取り組みに見えており、これらにブラッシュアップをかけていくことや、さらなるパラダイムチェンジが必要なことを共有しました。
様々な三位一体でシナジーを
鈴木代表からは、今期の方針「顧客の創造」、キャッチフレーズ「For the Markets」、今年度方針ポスターに描かれたシンボル「光の三原色」について触れながら説明がされました。
例えば、サービスセンター部門・ロジスティクス部門・ソリューション部門、五十鈴・メタルワン・新日鐵住金、お客さま・従業員・社会貢献の様々な三位一体を深めていく中でシナジーを生み、需要創造を、と呼びかけました。
また、社員に向けた今年度の3つのお願いは、「定義する」「数値化する」「検証する」ことを、この1年間意識してほしいというもの。コイルセンター、サービスセンターとしての「定義する」「数値化する」「検証する」にとどまらず、まだ見ぬバリューセンターとしてのそれらも改めて考えていこうと語りかけました。
総会のエンディングでは、8名の社員からの参画宣言、5名のお客さまからは感想をいただきました。
「普段の仕事や取組みが、グループのGVCにつながっていることがわかった」「歴史を理解するとともに、今後の会社づくりに貢献していきたい」など、新入社員も含めて多くの気づきと決意が共有されました。
<気づき・感想(WEBアンケートより)>