五十鈴グループの経営への全員参画活動・IOC(五十鈴組織変革)活動の様子をドキュメントします【年2回更新】

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各社の独自性ある変革活動で、中期戦略実現を加速

 2014年2月18日(火)~3月2日(日)まで、「2013年度下期IOC活動成果発表会」が開催され、各拠点をCEO・鈴木貴士をはじめとする各執行役員が発表を見学し、下期の拠点経営を検証しました。
 また、今回より、ワーレックス・五十鈴倉庫合同での成果発表会をスタートさせ、全社員が一堂に会して今期の活動成果をプレゼンしました。
 いよいよ来年度は2012-14中期戦略最終年度となります。どのような成果への道筋が見えてきたのでしょうか?

2013年度下期の五十鈴の学びは?

拠点・サービスセンターごとに、変革活動の独自性が見えてきた

 今年度は、各拠点・サービスセンターで、イノベーションを生み出す活動が日常に根付き、各々のサービスセンター像(ブランドコンセプト)に基づく独自性ある変革の形が見えてくるようになったものの、進化のレベル・スピードに差が見られるようになりました。
 中期の変革目標実現の可能性が見えてきた拠点では、組織的に変革活動を推進・マネジメントできるようになってきていますが、その一方で、拠点全体の方向性と各チームのテーマや具体的な活動との結びつきが弱かった拠点も見受けられました。
 来年度は、数値的な利益を含めて成果を形にすることが求められます。次なる中期戦略や長期的なグローバルバリューセンターの実現を見据えながら、さらなる進化を目指していきます。

SS(スチールサービス)部門

「全員営業」の進化で、協創活動がより深く、広く

 SS部門では今年度の強化策「拡販」のもと、一人ひとりが「全員営業」を実践した一年でした。生産担当や業務担当も含め、全員でお客さまに関わり、組織的な貢献のあり方をさらに深化・拡大させています。
 最優秀賞に輝いた五十鈴関東/小山サービスセンターでは、「全員営業」を組織的にマネジメントし、各チームそれぞれの機能をお客さまに発揮しながら、スピード感あるお客さまとの協創活動を推進していきました。
 優秀賞の五十鈴東海/岐阜サービスセンターでも、「フレキシブルハイクオリティーセンター」というブランドコンセプトを起点に各チームの機能を開発。特に生産現場のチームでは、お客さまの部品の品質向上に貢献する品質管理体制を築いていきました。

2013年度下期順位
  • 最優秀賞:小山サービスセンター
  • 優秀賞:岐阜サービスセンター
  • 努力賞:大和サービスセンター
下期の活動ポイントは?

 小山サービスセンター(SC)の「全員営業」を全体としてマネジメントしていくことが今回のテーマでした。小山SCのブランディングに向かって全体を通じてどう認知していただけるかということを意識して活動を進めてきました。
 大切にしたことは、全社員が主役となって活躍できる協創活動のコンセプトを描くことです。事業化に向けた高次元の活動は当然大切ですが、そこで主役を担えるのは限られたメンバーだけです。限られたメンバーだけの限られたフィールドでの価値発揮では、ブランドになりません。そのため、組織的に異なる次元のブランディングステージを描き、全社員がそれぞれのステージで価値発揮できる仕組みを協創活動に組み込んでいきました。
 この小山SCの全員営業を「組織力」としてお客さまに認知いただけたことが、成果につながった要因だと思います。今後はこの組織の「力」に、より磨きをかけて中期最終年度の成果につなげていきたいと考えています。

  • ワーレックス・五十鈴倉庫成果発表会の様子
  • 小山サービスセンター成果発表会の様子
  • 「高効率・高機能」を伝えるため、各チームの機能を掲示して紹介 (岐阜サービスセンター)