五十鈴グループの経営への全員参画活動・IOC(五十鈴組織変革)活動の様子をドキュメントします【年2回更新】

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グローバル・バリューセンターへの動きが大きく加速する

2013年2月22日(金)~3月2日(土)まで、「2012年度下期IOC活動成果発表会」が開催され、各拠点をCEO・鈴木貴士をはじめ執行役員が発表を見学し、下期の拠点経営を検証しました。
今年度は12-14中期経営計画一年目のスタートの年。一年間を通じて培った力は来年度に繋がるものとなったのでしょうか?

2012年度下期の五十鈴の学びは?

グローバル・バリューセンターを見据え、一人ひとりの思考・観点が拡大

2012年度下期は、新組織のあらたな方向性やコンセプトが明らかになったことで、それぞれの組織独自の未来に向けた変革のシナリオが具体化されました。そして各サービスセンター・各チームの役割・機能が見出され、浸透された年となりました。
そのため、一人ひとりの思考・観点が、よりグローバル・バリューセンターを見据えたものへと大きく拡大し、あらたな組織づくりやお客さまに対する価値づくりに向けた取り組みが、多方面で自律的・主体的に行われるようになり、価値創造活動そのものの進化が図られてきています。
来年度は、さらに目まぐるしく変化していくマーケットの中で、活動の進化のみならず、より「成果」にこだわりながら継続的に「組織変革」をしていく力が求められます。

SS(スチールサービス)部門

「会社」と「サービスセンター」の変革を両輪で推進していくことを目指す

SS部門では、新中期経営計画および新組織体制でのあらたな方向性がサービスセンター内に浸透され、活動が活発化したところが評価されました。各サービスセンターごとに独自性・強みがある中で、会社の方針・中期経営計画の成果に向けて、それらをどのようにマネジメントし、どのように会社全体の変革に結びつけていくかが今後の課題となっています。
最優秀賞に輝いた五十鈴関東/小山サービスセンターでは、五十鈴関東の新方針に基づく変革推進プロセスが確立され、各チームの価値創造の質も継続的に高まっています。今後は、様々な生み出したサービスを収益基盤として確立させ、現実的な利益に結びつけていくことが期待されます。

2012年度下期順位
  • 最優秀賞:小山サービスセンター
  • 優秀賞:岐阜サービスセンター
  • 努力賞:大和サービスセンター
下期の活動ポイントは?

今期は、現場ソリューションだけでなく、経営ソリューションへと協創フィールドを拡大すべく、活動を進めてきました。経営層や全体最適に関わる協創にステージアップするために、ポイントとしたのは、自分たちの価値創造の質を向上させること。数少ない経営層との接点をどのように協創へ発展させるか、また、精鋭部隊である改善キーマンにどうやって価値を感じていただくかなど、活動の中では、力不足を実感する場面もたくさんありました。しかし我々の価値創造の起点となる「VC会議」を刷新し、経営企画の勉強や営業リテラシーの向上、体感型プロモーションの企画・実行など、自分たちの成長とサービスの革新性を同時に追求する活動にチャレンジしてきました。
その結果、お客さまとの間に機能の提供に留まらない、新たな信頼関係が生まれてきています。今後は、この関係性を発展させ、お互いの進化を創発させるような協創活動を展開し、「Growing Solution」という拠点ブランドの創造に繋げていきたいと考えています。

SL(ソリューション)・LG(ロジスティクス)部門

サービスモデルの進化で経営ソリューション機能としての存在価値を高める

SL部門では、上期に引き続き、メタルワンさまやメタルワン・サービスセンター・ホールディングス(MOSHD)グループへのソリューション発揮機会が拡大し、ソリューションサービスの進化・創出が図られています。
最優秀賞のアイ・ティー・シー(ITC)は、中期戦略に基づきながら、現実的なメタルワンさまとの協創機会を進化させ、グローバル展開に適応するサービスモデル構築に取り組んできました。
今後は、ソリューション各社ともマーケットの中で高まる期待を超えられるように、業務との両立を図れるような組織力を高めていくことが必要となっています。

2012年度下期順位
  • 最優秀賞:アイ・ティー・シー
  • 優秀賞:五十鈴マネジメントサービス
  • 努力賞:五十鈴ビジネスサポート
下期の活動ポイントは?

今期の自チームの活動のポイントとしては、上期活動の継続・充実を図りながら、日本国内で海外新規コイルセンター設立支援を可能にしていき、本案件をきっかけに一つのモデルを構築することです。
活動を進めていく中で、五十鈴グループの工場内にあり、且つ、当たり前のように使用され、安全性、作業性、効率性を支える付帯設備の図面化を進め、プラットフォーム化を進めてきました。
日本と現地との違いをどのようにカバーするかが問題でしたが、代表駐在者とやり取りを繰り返し行いながら、問題点をクリアしてきました。
現状、海外では「スリッターラインを新規に導入する」という動きが多いですが、レベラーライン、ブランキングラインにも幅広く対応できるようにしていきながら、設備メンテナンスだけでない、国内外を問わずコンサルテーションができるチームへと変革を進めていきたいと思います。

  • 大和サービスセンター成果発表会の様子
  • 本社ソリューション部門成果発表会の様子
  • お客さまとともに共同開発プロセスを創りあげていくサービスを展開(小山サービスセンター)
  • スチールサービス部門と協働実施したグローバル安全監査キックオフの様子(アイ・ティー・シー)