五十鈴の全員参画経営 五十鈴グループ社員総会ダイジェスト

年に1度、全社員が集まり開催する「五十鈴グループ社員総会」の様子をドキュメントします【年1回更新】

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2012年度テーマは「温故知新」

五十鈴グループは今年で創立60周年を迎えました。今年の社員総会では、「温故知新」をテーマに、理念と共に進化し続けてきた60年の歴史を顧みながら、これからの未来を築いていく新しいアイデンティティを見出すきっかけを創っていきました。
また、今年度はワーレックスの設立や新拠点体制がスタートするなど、グループ一体となって、今一度目指すグローバル・バリューセンターへの可能性を共有しました。
さて、過去からつなぐ未来へのあらたな扉は開かれたのでしょうか?

目標観

  • 1. 60年の五十鈴の変遷から、その根底に流れるアイデンティティ(精神・文化) を共有し、次なる未来(GVC)への新たなアイデンティティ拡大につなげる。
  • 2. サービスセンターとしての「イノベーション協創」のあるべき姿を実感する。

ダイジェスト

実際に行われた社員総会の内容を写真を中心にご紹介します。

オープニング ~ 故きを温ねて
オープニング

分社化や社長交代、OD(組織開発)からOC(組織変革)への転換、そして長期経営目標Will-Naviの発表・・・。過去の社員総会を通じて、進化の変遷をつなぐオープニングVTRからスタートした2012年度60周年記念社員総会。今一度、この社員総会の位置づけや目的を社員全員で再確認することができました。
そして登場したのが、総合司会を務める9名の「スーパーIA(五十鈴アテンダント)」。昨年の社員総会で社員が描いた夢が具体化され、五十鈴グループのIR・PRの担い手として、あらたな機会に挑戦しました。

「五十鈴の進化」をたずねて

60年という長い月日を重ねた五十鈴グループ。そこには多くの変革の歴史があります。このコーナーでは、五十鈴の礎を築いた会長 鈴木實と、五十鈴をさらに強い組織に育てた代表 鈴木貴士、そして会場のOBによる掛け合いで繰り広げられました。
理念や考え方に基づき「機能」「組織構造」「人財開発」「企業風土」「経営基盤」「組織開発」という6つ切り口から、当時の経営を支える苦労話や熱意とともにその進化のプロセスが鮮明に語られました。
普段は直接耳にすることができない貴重な話を通じて、若手社員からベテラン社員まで、培われてきた五十鈴の精神をこれからの五十鈴へとつなぎ、あらたな未来の五十鈴をつくっていこうという意志が明確になりました。

2011年度 拠点表彰

2011年度のMVC(最優秀拠点)には、見事小山五十鈴(現:五十鈴関東/小山サービスセンター)が輝きました。
外部環境の影響に左右されながらも、近年は安定した経営を実現。さらにIOC(五十鈴組織変革)活動においても、将来を見据えたあらたな価値づくりの形が見え、「創発バリュー」を生み出していることが評価されました。
牛島社長は、苦労を思い出しながら「非常に嬉しい」と喜びをかみ締めました。

新しきを知る ~ エンディング
五十鈴グループプロモーションVTR グローバルプロジェクトのWill

続いて会は「新しきを知る」のコーナーへ。五十鈴グループの新しいプロモーションVTRが全社員に公開され、サービスセンター、そしてグローバル・バリューセンターとしての目指す姿を確認しました。
そして、「グローバルプロジェクトのWill」のコーナーでは、昨年度グローバルへソリューション領域を拡大させた「インド操業支援プロジェクト」「中国操業・マネジメントプロジェクト」「グローバル安全監査プロジェクト」「業務変革ソリューションプロジェクト」の4つのプロジェクトメンバーが登場。グローバルバリューセンターに向けた実体験に基づく気づき・学びが語り合われました。全メンバーが集結したディスカッションでは、五十鈴の目指す「イノベーション協創」のあり方を探っていきました。

2012年度 五十鈴グループの方向性

鈴木代表から発表された「2012年度五十鈴グループの方向性」では、今年度よりあらたにスタートした中期戦略の全体像を中心として、意図や意味合いが丁寧に説明されました。
恒例の「代表からの3つのお願い」では、グローバルを見据えて初の英語に。「Do it!」(やってみる) 「Fix it!」(軌道修正を図る) 「Try it!」(再挑戦する)。思考してばかりではなく、大きく踏み出すことの大切さが全社員に確認されました。

みんなでノック!Willの扉

エンディングを飾ったのは、株主からお客さま、そして社員の「Will(意志・思い)」。今年も多くの方々に、社員総会を通じて感じた五十鈴への期待や、可能性を語っていただきました。
お客さまからは、「20年間、代表を通じて五十鈴を見てきたが今日まで実態を知らなかった。若々しく将来に大きな目標と高い志を持っている姿を感じた。」とのお言葉をいただきました。株主さまからは「五十鈴の精神が形を変えて様々なことが実現されていることを再確認できた。これからは部分的に助けてもらうのではなく、最初から一緒に取り組んでいきたい」と期待を述べていただきました。
社員からは「今までの協創は五十鈴が『お客さまに何ができるか』と考えていたが、お客さまと『こうしていきたい』というWillからスタートさせていきたい」との声が。そして、今年発足したばかりのワーレックス社員からも「五十鈴グループの新しいメンバーが希望を持って、ともにワーレックスの物流を完成させていきたい 」との決意が示され、大きな拍手が沸き起こりました。
最後は、スーパーIAが指揮をとり「社訓の唱和」が会場一体となって行われました。五十鈴の過去と今、そして未来へとつなぐ2012年度の五十鈴グループ60周年記念社員総会は幕を閉じました。

参加者の感想
  • ◆グローバル・バリューセンターに向けた取り組みは、過去からすべて繋がっているということを認識し、組織としても個人としても新たなフィールドを拡大し、新たな歴史を創りたいと思います。(五十鈴中央/大和サービスセンター)
  • ◆グローバルプロジェクトに、操業指導だけなら自分もすぐにでも加われる自信があったが、お客さまへの価値を高めていくためには、経験したメンバーの話を聞いてその先の経営の知識等も学んでいかなければならないと感じた。(五十鈴関東/太田サービスセンター)
  • ◆エンディングの発表で「IOCをはじめ色々な活動が五十鈴よがりになってはいけない」ということに多いに共感しました。お客さまと同じ目線で何事も取り組んでいきます。(ワーレックス)
  • ◆五十鈴に歴史があるように、お客さまにはお客さまの歴史があると改めて気づかされた。その歴史(生き様)を無視して、自分たちのサービス・想いを押しつけていないか気をつけていきたい。(ベル・インフォ・テック)
  • ◆昨年の社員総会では、正直、Will-Navi実現の具体的なイメージが湧かなかったが、1年が経ち、多くのメンバーが海外案件に携わっている事実からも、Will-Naviの実現可能性が実感できました。(五十鈴マネジメントサービス)
私たちが目指すグローバル・バリューセンターが現実味を帯びてきたからこそのあらたな課題、そして希望がより具体的になって見えてきました。次の10年、そしてその先に向けて、価値ある組織として発展し続けていけるよう取り組んでいきます。