五十鈴の全員参画経営 社内報[in]制作の現場

参画型の誌面づくりで組織風土を醸成する「社内報[in]」の制作ドキュメントです【年4回更新】

  • バックナンバー

140号 今期の成長を振り返り、皆の力でさらなるフィールドを超えていこう!

新中期経営計画のスタート、そして新組織体制への転換…。今期五十鈴グループでは、未来に向けたさらなる変革を促進するため、大きな一歩を踏み出しました。そして社内報[in]でも、この一年「みんなでWillの開拓へ!!~フィールドを超えていこう!」をテーマに掲げ、社内外の新たなイノベーションプロセスづくりに取り組んできました。
編集員自身も、「今までにない観点でサービスセンターとしての取り組みや成果を思考するようになった」など、皆の新たな枠や発想を拡大するきっかけをつくることができたようです。
いよいよ今期最終号となる[in]。来期に向けて、さらなる「フィールドを超える」手がかりをつかむことができるのでしょうか!?

表紙「isuzu island」もいよいよ最終回。この一年で様々なサービス・機能が開拓されたことが一目瞭然。でも、よく見るとその先に次なるフィールドが…!?

企画背景目標に向けて一生懸命取り組んでいるけれど、決められた枠の中にとどまってしまっている?

今期は、新たな拠点・サービスセンターとしての方向性が明確になり、一人ひとりが自分たちの役割を認識しながら取り組むことができ、編集員の間でも自分たちの大きな変化・成長への手ごたえを感じている様子。
ところが、「拠点・サービスセンター全体の取り組みは把握しているが、自分の関わる領域を線引きしてしまい参画フィールドが広がらない」「上層部から言われたことをやっている感があり、まだそれ以外のメンバーのアイデアで新たな取り組みがされることは少ない」との問題意識も。
これから、グローバル・バリューセンターの実現に向けて、もっと自分たちの領域を拡大したり、参画のあり方を変えていけば五十鈴のフィールド拡大につながるのではないかとの思いから、今回の企画テーマが決まりました。

編集会議では、五十鈴の今期の成長を振り返りました。変化はしているものの、目指すグローバル・バリューセンター実現に向けてどうしたらよいかまだまだ頭を悩ませます。

自己主張テーマ

もっと一人ひとりのフィールドを拡大させて、組織のフィールドの拡大につなげたい!

Start

特集Field(フィールド)にImpact(インパクト)
~みんなで次なるフィールドへ!!~

今回の特集は2号に亘って展開してきた「CustomerにImpact」を拡大させ、五十鈴のフィールドにインパクトをもたらすきっかけづくりに挑戦していきます!

私たちの中期経営計画初年度の「納得度合」は?

初めに、グループ内のイントラネット上で、社員全員に「今年度の進化・成長における納得度合」がどのくらいなのか、アンケートを採取。すると、なんと75%の社員が今年度の進化・成長に対して「納得」との回答が!
また、さらなる進化を促進するために必要なことを尋ねたアンケート回答を見てみると、「若手も『こうしたい!』『やってみたい!』という積極的な行動力・発言力が必要」「一人ひとりが何事にも関心を持ち、変革させるためのアイデアを出すことが大切」など、今までの役割や仕事領域に留まらず、自ら領域を広げることの重要性を感じている人たちが多いことが見えてきました。
とはいえ、自分のフィールドを広げることの必要性は頭では分かっているものの、具体的なフィールド拡大のイメージが見えてきていないのも事実…。そこで私たちの身近な事例からフィールド拡大のカギを探ってみることにしました。

「納得している」回答はこんなに多いですが、中には「納得していない」回答も3割ほどあり、まだ自分の意志として捉えていない人もいることも事実。

"組織のフィールドを広げる"ってどういうこと…?

私たちの日常の中で、一人ひとりの関わり方が拡大したことで組織のフィールドや可能性が広がるようになった様々な事例をリサーチしてみました。
その一つが五十鈴関東の事例。合同忘年会の企画を通じて、単に盛り上がる・楽しむだけではなく、「お互いの成長を刺激し合う場にしたい」という社員のアイデアや発想へと広がり、新しいカタチの「忘年会」に。これまでの忘年会の企画フィールドが、五十鈴関東全体の相乗効果のスピードアップにつながる可能性へと広がっているそうです。
このように、どんな小さなきっかけからでも、一人ひとりの「Will(意志・思い)」が連鎖されることが、組織に大きな変化をもたらすことができるということが大事であることに気づきました。

五十鈴関東 合同忘年会のフィールド拡大の図。多くの人たちの様々な「Will」が組織のインパクトにつながっていることがわかります。

自分たち一人ひとりのフィールドを拡大していくためには?

「Will」を伝播し、組織のフィールド拡大につなげるために、私たち一人ひとりは何を大切にして取り組めば良いのでしょうか?
Step1の事例を通じて、各拠点・サービスセンターの中でも、「これも組織フィールド拡大なのでは?」と思う事例をもとに、一人ひとりのフィールド拡大におけるポイントを話し合ってもらいました。
五十鈴マネジメントサービス(IMS) 関東CSチームでは、新人の早期戦力化を目指したことが、IMSのソリューション人財育成のスピードアップの可能性の拡大につながったという事例をもとに、組織フィールド拡大のポイントを整理。そして、IMS一人ひとりが大切にすべき行動ポイントを明らかにしていきました。

IMSの一人ひとりの「フィールド拡大」のポイントが明らかに。

「フィールド拡大ポイント」を話し合ってみて~参加者の声~
■今回、フィールド拡大ポイントを話し合ってみて、特に大事だと感じたことは、これまでのやり方や役割にとらわれず、会社全体や相手に興味・関心を持って「もっとこんなことできるのではないか?」ということを自分なりに考えて発信していくことです。そうすることで、自分が期待していた以上に組織の可能性を広げる良い影響力になると思いました。
これからの私たちの"フィールド拡大"に向けて

今回の活動を通じて、フィールドを拡大させるためには、決められた枠組みや与えられた目標のみにとらわれず、「こうなりたい」「もっとこんなことを実現したい」という私たちのわくわくしたWillを思い描き、周りに伝えていくことの大切さが分かりました。
私たち一人ひとりがそうした習慣をつくり、組織全体に大きな相乗効果をもたらすことができれば、今までにない新しい可能性が広がるはずです。今回の学びを活かし、来年度もさらなる「フィールド」へと挑戦していきます!

「これまで」のフィールド拡大は、トップからのビジョン・目標にそれぞれが役割を広げていくことに対し、「これから」のフィールド拡大は自分たち一人ひとりが思いや志を広げて組織に影響を与えていきます。

本特集の編集活動を通じて~編集員の声~
今回の特集では、様々な取り組み事例を通じて、自分や組織がどのようにフィールドを拡大できたかを再認識することができ、またこれから目指すグローバル・バリューセンターに向けて、個人としてもさらなるフィールド拡大していくために、どのようなことを大事にして取り組むべきなのか、そのポイントが見えてきたように思います。これからも様々なフィールドに挑戦し、来年度にまた振り返りをした際に、五十鈴の成長や変化に対する自分自身の納得度合が高かったと思えるような一年にしていきたいと思います。

その他、こんな企画も

数値で見る2012年度の五十鈴の変化・成長

今年度の五十鈴の進化・成長について、アンケートをもとに様々な角度から数値化してみました。
一体、組織のどのような変化が見られ、その結果、どのようなサービス創出や社内体制の変革につながったのでしょうか?

五十鈴の枠を超えていけ!Part.4

最終回は「異業種の枠」。五十鈴中央/富士サービスセンターにいらっしゃった日本ケンタッキー・フライド・チキン様をお迎えした「五十鈴グループ見学ツアー」について、そのダイジェストとともに、枠を超えるポイントを探っていきました。