五十鈴の全員参画経営 社内報[in]制作の現場

参画型の誌面づくりで組織風土を醸成する「社内報[in]」の制作ドキュメントです【年4回更新】

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「中期最終年度のゴールに向けてラストスパートをかけよう」

2009年度からの中期戦略も残りあと半期を切りました。各拠点が最終成果に向けて、そして次の新中期戦略を見据えて活動に弾みをつけています。
そこで編集会議では、今一度、五十鈴が目指しているサービスセンター、さらにはバリューセンターに向けてどのくらい変化・進化してきているのかを皆で振り返りました。
「 IOC(五十鈴組織変革活動)やプロジェクト、委員会など、価値づくりにかける時間が増えてきている」「マーケティング情報を組織として活用できるようになってきた」と進化を実感している一方で、「自分たちが今までやってきたことが、成果に結びついているのかボンヤリしていて、次の方向性がなかなか見えづらい・・・」との声が。

表紙のテーマは「協創マラソン」。今回もプロジェクトメンバーが登場しお客さまとともに同じゴールを目指して走っている姿が表現されています。

企画背景次のステップに向けて活動を促進させたいけれど、どうしたら良いのだろう・・・?

編集会議でこれまでをじっくり振り返ってみると、IOCやプロジェクトなど、さまざまな活動を通じて、自分たちならではのノウハウやナレッジ、強み(=ビジネスリソース)を沢山生み出してきたことに気づきました。とはいえ、具体的に五十鈴グループ全体にどのようなビジネスリソースがあるかはあまりよく知られておらず、それらの活かし方もイマイチうまく見出せていないのも事実です。
そこで、私たちは自分たちのもつビジネスリソースをうまく活用していくことが、次期中期戦略、ひいてはWill-Navi(長期経営目標)の実現を加速していく鍵になるのではないかと考えました。

「自分たちは進化している?」編集会議では、この中期3年間の自分たちを真剣に振り返りました。

自己主張テーマ

ビジネスリソースの活用度を高めて、未来の実現を加速させたい!

Start

特集 ~ここぞとばかりにやってきた~改造マシン リ・ソース

ビジネスリソースを洗い出し、かけ合わせて、Will-Naviに向けて新しいサービス・事業を提案してみよう!

五十鈴グループにある沢山のビジネスリソースは、活用次第で未来への可能性が広がるのかもしれない!今回は、改造マシン「リ・ソース」というキャラクターを用いて、ビジネスリソースをかけ合わせて生まれる新しいサービス・事業を各拠点で考えてみました。
まず、自分たちにあるビジネスリソースを洗い出し、既存の活用方法のほかにどのような活かし方があるかを思考。次に活用の枠が拡大したさまざまなビジネスリソースを組み合わせたり、かけ合わせることで、グループ全体にどのようなサービスや事業が生み出される可能性があるかを模索しました。
群馬五十鈴では、ソリューション部門のサービス事例や、他拠点の成果発表会で使われた資料をじっくり読み込んでビジネスリソースを列挙。群馬五十鈴の「加工技術サービス」「アライアンス機能」やITCの「工場管理者の育成ノウハウ」を活かして「お客さまの海外進出につながるトータル加工サービス」ができないかと考えました。

<第1実験>全拠点でビジネスリソースを活用して考え出したサービス・事業は、「教育サービス」や「広報サービス」など、多種多様。今までの枠を超えて新たなアイデアが生まれました。

実験してみて~参加者の声~
■最初、「未来に向けて本当にうまくビジネスリソースを活用できるのだろうか」と狭い範囲で考えていましたが、ビジネスリソースをうまく組み合わせたことで、新しい可能性が見えてきて、これから実際に活用していく上で視点が広がりました。
第1実験の発想を活かして、自分たちの未来実現の可能性を考えよう!

第1実験で、さまざまなビジネスリソースの組み合わせ・かけ合わせにより、思ってもみないさまざまなサービス・事業の可能性が拡大しました。しかしそのように活用することで、本当に自分たちの次期中期やサービスセンター、バリューセンターの実現につながるのでしょうか?
第2実験は、岐阜五十鈴で実施。「海外マーケットで価値を生み出したい」と考えている岐阜五十鈴では、女性社員たちの「プロモーション機能」、富士五十鈴の「GPS(Global Professional School)サービス」、ソリューション部門の「企画立案~サービス展開ノウハウ」などを活用して、「海外Will実現コンサルサービス」を新しく考案。 海外で事業展開するお客さまの経営に関わり、進化を支援できるのではないかと考えました。
そこで、実際に「プロモーション機能」「GPSサービス」「企画立案~サービス展開ノウハウ」それぞれを持つ女性社員、富士五十鈴、ソリューション部門のベル・インフォ・テックに企画として持ちかけ実現イメージを膨らませることに。アイデアや意見をもらいながら、さらに岐阜五十鈴としてできることを広げていきました。

<第2実験>「このビジネスリソースをもっとこんな風に使えるかも!」ビジネスリソースを持っている先に相談しながら可能性を広げていきました。

実験してみて ~参加者の声~
■今までビジネスリソースは社内だけにとどめていましたが、もっと自分たちの強みやノウハウに対して、それらの狙いや目的、内容などを具体的に周囲に見えるようにすることが大事だと気づきました。さまざまなところを巻き込みながらビジネスリソースの観点を拡げていき、大きな組織力を発揮してサービス・事業の可能性を広げていきたいと思います。
Will-Navi実現を加速させていくために

今回の編集活動を通じて、皆でビジネスリソースの活用の仕方を考えることで、沢山のサービスや事業のアイデアを生み出し、次の中期戦略につながるポイントも見えてきました。
こうしたビジネスリソースの活用方法を今取り組んでいるIOC活動やプロジェクト活動に取り込んでいくことで、活動に幅をもたせたり、スピード感を高めることができるはずです。 今後は必要なビジネスリソースを開発したり、創発させることで、もっと大きな可能性の拡大を目指していきます。

<まとめ>ビジネスリソースの活用ステップをまとめてみました。これからプロジェクトなどの活動で活かしていきます。

本特集の編集活動を通じて ~編集員の声~
■今回の編集活動では、Will-Navi実現に向けてのビジネスリソースの活用について自分たちだけでなく、五十鈴グループのレベルで考えることでこれまでの発想が広がり、自分たちにどのような可能性があるかを様々な観点で考えることができました。
今後も夢を描くだけでなくどう実現するかということも併せて考えながら、大きな目標に向けて活動を加速できるよう[in]で取り組んでいきたいです。

その他、こんな企画も

[in]で紐解く 五十鈴10年史

五十鈴グループは2012年で創立60周年を迎え、この10年を振り返る節目の年と なります。[in]でも長い歴史を刻み、この10年間で大きく進化してきました。
今回は10年間の[in]のテーマや挑戦してきたこと、また当時の編集員のエピソードを年表にして、五十鈴の経営参画の進化・変化を追いました。

[in]も私のプロデュースフィールド part3

自己成長時計づくり(キャリアビジョンを実現していくプロセスづくり) を目指すコーナーの第3弾!
Will-Naviを目指す中、五十鈴のキャリアのあり方も多様化してきています。今回は管理職に着目し、キャリア指向性を考えます。