五十鈴の全員参画経営 社内報[in]制作の現場

参画型の誌面づくりで組織風土を醸成する「社内報[in]」の制作ドキュメントです【年4回更新】

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新方針「[in]実験隊~皆のWillのかけあわせ~」始動!

いよいよWill-Navi(長期経営目標)2年目がスタート。夢の実現をさらに加速させていく中、社内報[in]もフレッシュなメンバーを加え新たに動き出しました。
昨年度は、[in]で五十鈴の価値・ブランドづくりを試行錯誤してきたことで、 一人ひとりが組織・個人の未来について思考するきっかけとなり、五十鈴の未来をつくるツールの一つとして[in]はますます進化し続けています。
新たな体制で今期目指す方向性を考える場となった4月の編集会議では、「プロジェクトや委員会、お客さまなどのさまざまなWill(意志・夢)がかけ合わされば、もっと五十鈴の可能性の拡大につながるのではないか」という思いが高まりました。そして[in]の中で、皆のWillをもとに新しいものを生み出し続ける「実験」をしていくことが共有されました。さて今年度は[in]を通じて一体どのような価値が生まれるのでしょうか!?

今回の表紙は、五十鈴の未来づくりに貢献する各プロジェクトに「スタート」を表現しWillを発信してもらいました。

今年度[in]テーマ
[in]実験隊~皆のWillのかけあわせ

今年度の[in]で得たい成果
1、一人ひとりが自らのWillを抱き発揮することで、Willを実現する面白さや貢献の実感が高まっている
2、[in]がWill実現・挑戦・実験の場となり、創発的な試みがさまざまな場で生み出されている

企画背景「創発」を生み出したいけど、なかなかイメージがわかない・・・

五十鈴が「世界に通用するグローバル・バリューセンター」を目指すにあたって、さまざまな人たちの考え・発想から相乗効果を生み出し、予想以上の価値を創出する「創発」という考えを大事にしています。今後皆で「創発」を通じて新たな価値を生み出し拡大させていく必要があるのですが、考え方は理解できていても具体的にどのようなことなのか、いまいちリアルなイメージが描けません。そこで、まずは身近な事例を探ることで「創発」について考えてみることにしました。

「[in]をもっと実験の場に」。編集会議では自分たちの組織や人財の成長イメージを描き、[in]としてできることを考えました。

自己主張テーマ

実際の「創発」の事例を通じて、皆のWillを増幅させ、Will-Naviを推進するヒントを見つけたい!

Start

特集ISUZU 未来志向研究所 Willラボ開設

今年度は、[in]を「実験の場」にすることをコンセプトに活動します。
そこで、特集を「Willを増幅させるラボラトリー(実験室)」=「Willラボ」と称して創発について研究していきます。

実験の場として、Willが増幅する[in]の創発事例

「創発」の身近な事例として社内報[in]そのものを挙げました。数年前から、[in]編集員の中では「五十鈴のビジョン実現に向けて皆の思い・アイデアを引き出し行動につなげ、経営にインパクトを与えていきたい」という意図がありましたが、社員のスタンスが「[in]に協力する・してもらう」という関係から、なかなか抜け出せませんでした。しかし、拠点や委員会などで、Will-Naviを視野に思考し、[in]の活用の仕方を意図して変化・拡大させるようになったことで、[in]の当初からのWillとかけあわさり、[in]を五十鈴の未来づくり・価値づくりへの参画の場として捉えるようになりました。
たとえば、Will-Naviの推進をフォローする委員会の一つ、「ブランド委員会」では、 Will-Naviに向けた新価値観・行動規範の浸透を促進するために、[in]という「楽しく皆が未来について思考できる場」をうまく活用していこうと考えるようになっています。こうした[in]の事例から、場や機会を運営する側・される側と切り離すのではなく、皆でWillを共有し、価値づくりのフィールドをつくっていく関係であることが、創発を生み出す鍵となることが理解されました。

<実験1>[in]で生まれた創発の形。[in]がさまざまな組織や活動をつなげ新たな可能性を生み出しました。

外部との協創を通じた小山五十鈴の創発事例

「バリューセンターに向け、サービスの認知を獲得するために商流全体でのプレゼンスを高めたい」という思いがあった小山五十鈴。そこで可能性・期待を拡大するために、自動車部品メーカーさまに対し、今まで培ってきたナレッジ・ノウハウなどの付加価値をコンサルメニューとして提供しました。現場密着型のサービスをリアルに魅せたことで、「五十鈴だから頼みたい!」という認知が得られ、提案の幅の拡大にもつながっています。さらに、商社さまからも、小山が商流全体をコーディネートする機能として、ともに戦略実現に向けた協働者としての期待が高まるようになりました。
自分たちのWillや価値を可視化し、またお互いの価値・機能を決め付けないことで、お互いの可能性が拡大することを学ぶことができました。

<実験2>小山五十鈴の創発の形。互いへの機能・価値に対する期待感・可能性の高まりが創発を生みます。

創発の可能性について皆で考えよう!

まだまだ創発の可能性があらゆるところに潜んでいるはず!今回、さまざまなWillを皆にアンケートで考えてもらったところ、「日常のミーティングを、業界の枠にとらわれない自由な発想でサービスを考える文化づくりの場にしていきたい」、「お客さまとの交流会の場を通じて、自分たちだけでは実現できないより大きな価値の実現に向けて、お互いが気軽に何でも言い合える関係を築く場にしていきたい」といった、さまざまな機会・場の可能性や価値を広げてもらうことができました。 皆がWillを持ちさまざまなフィールドを自ら創ることで、創発が次々と生まれてくるのではないでしょうか?これから、社員皆でどんどんWillを発信していきます。

<実験3>今回のアンケートの回答数はなんと94。これだけのWillが集まればきっとさまざまな創発が生まれるはず!

本特集の編集活動を通じて ~編集員の声~
■今年度より初めて編集員として[in]をつくることに携わり、非常に多くのことを学ぶことができました。今回は特集を中心に活動してきましたが、創発の可能性を自分なりに考えられたことで、さまざまな場や機会を新たな価値を生む可能性のある場として捉えられるようになりました。[in]の編集活動においても、自拠点のWillをどんどん発信し、皆のWillとかけあわせながら価値の可能性を広げていきたいと思います。

その他、こんな企画も

[in]も私のプロデュースフィールド~自己成長時計を創ろう~

今年度よりIVC(五十鈴人財価値創造)が強化され、未来に向けて一人ひとりが「自己成長時計創り」(キャリアビジョンを実現していくプロセスづくり)をより体系的に、計画的にしていきます。そこで、「自己成長時計を創る」とはどのようなプロセスなのか、5名のモニターが、[in]の場を通じて実験していくことに。今回は新たに導入された「自己成長カルテ」の活用をテーマにヒントを探っていきました。

いつでも・どこでも・あたらしい 五十鈴ブランド工場

五十鈴ブランドをさらに深化させるため、「成長性」「革新性」「グローバル性」「永続性」の五十鈴ブランドを築く4つの切り口からブランド創りにトライします。今回は本社機能を丸の内に移転をきっかけに「成長性」、また震災をきっかけとした「永続性」のブランドづくりを考えました。