五十鈴グループの経営への全員参画活動・IOC(五十鈴組織変革)活動の様子をドキュメントします【年2回更新】

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2019年度(2カ年経営方針1年目) 下期 IOC活動 「あらゆるパートナーとの社会的価値づくりへ拡大」

 2020年2月17日(月)~25日(火)まで、「2019年度下期IOC(五十鈴組織変革)活動成果発表会」が開催され、各サービスセンターをCEO・鈴木貴士をはじめとする各執行役員が見学し、下期の拠点経営を検証しました。

リアルなWillを掴み、社会的価値へ広げて

 五十鈴グループでは2020年をゴールに据えた長期経営目標「Will-Navi」を推進しており、今年度と次年度の2か年でWill-Naviで目指すバリューセンター(VC)としての企業像を確立し、その先の次なる長期ビジョンに繋げていくことが期待されています。今回はそのような重要な1年目の締めくくりとなるIOC成果発表会となりました。
 昨今、社会環境・経済環境は目まぐるしく変化していますが、各拠点・SCの活動も、その変化を捉え、バリュー創造のスピード感が増し、多種多様な進化・進展が見られました。 その要因にはビジネスパートナー(BP)との協創の広がりがあり、共に創り上げるビジネスの芽が多数生まれ、ビジネス領域や価値発揮領域がさらに拡大していきました。

SS(スチールサービス)部門

 SS部門は、広く社会的な課題やマーケット全体のWillを捉え、多様なBPやお客さまとの組織体で地方自治体などを含めたあらゆるコミュニティへの価値づくりへとVC活動の領域が広がりました。
 その実現にはAI、IoTなどデジタル技術の活用・応用は必須となりますが、これらデジタル技術が狭い範囲での最適を図るものではなく、業界やマーケット全体など関わる組織全体へ組織の概念を広げ、新最適を生むDX(デジタルトランスフォーメーション)構想を展開していくものに広がりました。
 最優秀賞を受賞した岐阜サービスセンターは、様々なリアル情報からビジネスコンセプトを全員参画で企画・展開し、未来価値へと拡大するビジネスステアリング力を発揮、VC組織力の進化・成長に今後の価値の広がりの可能性や期待感を高めていきました。
 優秀賞の浜松サービスセンターは、SDGs(持続可能な開発目標)も見据え、リサイクル循環ビジネスなどのあらゆるBPやお客さまの強みをプロデュースしたビジネス展開を加速させました。さらに独自のセルフマイクロマネジメントに磨きをかけて収益性の確保に繋げたことも評価されました。
 

SS部門 2019年度下期順位
  • 最優秀賞:岐阜サービスセンター
  • 優秀賞:浜松サービスセンター
  • 努力賞:富士サービスセンター

SL(ソリューション)部門

 SL部門は、これまでの鋼板流通におけるソリューションからあらゆる業界・業種にも適応できるソリューション機能やサービスを追求する中、今回のIOC活動ではSS部門と協働した多種多様なVC開発が加速しました。
 IBSは総合素材マーケットへのグループ協創・営業を組織的に展開し、ITCやBITはテクノロジーを駆使したVCサービス開発が加速し、IMSは働き方改革や多様な雇用環境を見据えたサービス開発が進み、SL部門へのグループVC化を促進する牽引役としての期待がますます高まった発表会となりました。

 ※最も人数規模が大きいLG部門について、新型コロナウイルス感染症に対する影響を踏まえ、今回の発表会の開催は見送られました。

  • 今回から株主メタルワンで発表会を開催【SL部門】
  • 新LOG提案にむけたお客さま商材の展示【岐阜SC】
  • リサイクル循環ビジネスをプロデュース【浜松SC】
  • さらに広がるファブレス機能と商材【富士SC】